静止したコンバインの中で

田舎の農家にとって、秋の一大イベント、稲刈り。
去年まで使っていたバインダーに代わって、ついに竜一家も今年からコンバインで稲を刈ることになった。

前の晩、緊張して、10時間しか眠れなかった。

タイトルエヴァ

翌朝、目覚めた竜一は、その巨大な物体の前でたじろいだ。

米

これが・・・使徒・・・!

稲シリーズ・・・!完成していたのね・・・!

「ダメだ。
こんなのに絶対勝てっこない・・・。
こんなのに絶対勝てっこないよ!!」

「だ・・・だってコイツらいっぱいいるじゃないか!
何千・・・いや、何万体もいるじゃないか!!」

コンバイン2

何処からともなくゲンドウの声がした。

「じゃあ、乗らないんだな。 わかった。コンバイン初号機には綾波に乗ってもらう」

綾波に・・・!?

綾波の野郎なんかに、初号機は絶対に渡したくなかった。

逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。逃げちゃダメだ。

乗ります・・・。
僕が乗ります!!

竜一

僕はコンバイン初号機のパイロット、碇竜一です!!

コンバイン924

最終安全装置、解除!
コンバイン初号機、田んぼにリフトオフ!

米

「使徒を最大望遠で確認!」

状況を伝えるマヤ。

その時だった。

「目標に高エネルギー反応!」

マヤのその声にミサトが叫んだ。

「竜一君!避けて!」

だが・・・。

「ぐああああああ、田んぼに引きずり込まれる!!」

初号機のキャタピラに絡み付き、田んぼに引きずり込もうとする稲型使徒。
田園に響く竜一の悲鳴。
冬月が悟ったように言った。

「オワッタな」

「ああ」

ゲンドウもその声に同意した。

自走式動噴2

「初号機のアンビリカルケーブル・・・引き上げたけど、ケーブルの先には何も無かったわ」

落胆の色を隠し切れないミサト。

「そんな・・・!」

愕然とするリツコにミサトが言った。

「つまり、\(^o^)/オワタ ってことね」

2年後━。

マヤが興奮した声で言った。
「田んぼの中から何か出てきます!!」

「初号機!」

ミサトの声に反応するように暴走用BGMが鳴る。

チャチャチャ~ラチャチャチャ!
チャ~チャ~チャ~チャラチャ~チャラチャチャ~

間違っても、懐かしのムーディー勝山ではない。

アッオォォォォォォォオオオン!

雄叫び(おたけび)を上げるコンバイン初号機。
そして・・・。

「初号機が・・・使徒を喰ってる・・・!!」

目の前の光景を呆然と見つめながらミサトが言った。
その時、ゲンドウが慌てて叫んだ。

「ダメだ!ダメだ!ダメだ!まだ食べるんじゃない!
今食べたら、今食べられたら、なんにもならないんだよ!!まだ田植え機代だって残ってるんだよ!!
だから、食べるんじゃない!」

「竜一、これを使え!」

草刈り2

そう言って、ゲンドウが初号機に渡したのは一本の武器だった。

「ロンギヌスの槍!?」

呟く竜一にゲンドウは言った。

「いや、ただの草刈り機さ」

稲刈り

「よし!使徒、殲滅!」
瞬く間に使徒を殲滅した竜一と初号機。

秋太郎(籾を入れる袋)

“キキキキキキキキキ” (ひぐらしの鳴き声)

米

「米はいいねぇ~。
米はお腹を潤してくれる。
リリンの生み出した農作物の極みだよ」

カヲル君も嬉しそう。

小瓶に入った籾(もみ)を見つめる竜一。
ミサトが竜一に歩み寄る。

「ここに来て、田んぼの中心がどこにあるのか、わかった気がする」

竜一が手のひらに籾を出して、田舎の大地に手をかざす。
風が吹いて、刈り立ての籾が田舎の空に舞い上がった。

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最後だけセカチュ~♪

コメント

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  1. By 碇スイジャクドウ

    SECRET: 0
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    冬月、あのネタを出せ。

    http://www.youtube.com/watch?v=YJ4Wx8ZzNzI

     ↓

    http://www.youtube.com/watch?v=GLls5H-aQDY

  2. SECRET: 0
    PASS: 5b90e6ad183357a027ec0d0443bc9637
    >碇さん
    「心撃たれる感覚がお前らは分からないのか!? 」
    と、コメントされている方がいましたが、まったく分かりませんでした。(爆

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