日も当たらない狭小畑で

生姜畑

相変わらず、
生姜を掘っている。

生姜の収穫は、専用の機械で茎を持ち上げてドンドンと引いて行くのだけど、
畑の両端は、機械を方向転換させるスペースを確保するために、手掘りする。

腰を据えて、手でグイグイと茎を引っ張る。
それでもビクともしない、力強く根を張った子は、スコップで掘り起こす。

一株、掘り起こしてから気が付いた。

置く所が・・無いっ・・・!

山のすぐ側にある、小さな小さなこの畑。
あまりにも狭くて、掘った生姜を置く場所が無いのである。

畝(うね)の上に置いといたら、
機械が通るのに邪魔だしなぁ・・・。

畑の土の上に立ち尽くして、
さて、どうしたものかと少し考える。

考えて浮かんだ結論がコレ。

貼り付け生姜!

匠はなんと・・・!
生姜を岸に貼り付けたのです・・・!

匠の技が冴え渡る・・・!
貼り付け生姜・・・!

こうすれば、子供達も場所を気にせず、
安心して生姜を置く事が出来ます・・・!

かつて、狭い狭い狭小畑で、
生姜を置く場所が無くて困っていたのが
嘘のようではありませんか・・・!

(口調、戻ります)

そして、この畑には、
『狭さ』以外に、もうひとつ問題点がある。

それが、

『寒さ』

すぐ南にそびえる山の木々が影となって、
今の時期になると、一日中、日が当たらない。

太陽光が届かないから、空気が冷え切っている上に、
更に、山から吹き降ろす風も手伝って、強烈に寒いのだ。

中山間地域に属する、ウチの畑には、
こういう条件の悪い畑が、いくつかある。

そして、そんな畑では、収穫も楽ではない。

「すまんのぅ・・・こんな寒いくへ、こらさいて・・・。
風邪を引きなよぅ~」

収穫中、手伝いに来てくれている人達に、
そう声をかけるオビ=ワン。

すると、いつも元気が良いオジサンが、
長めの髪を手で掻き上げながら、おどけた表情で言う。

「いやぁ~!なんちゃあ~!これでちょうどよ!
風が吹いて涼しいやいか!気持ちがえい!!
あしぁ、今日は朝から暑ぅて暑ぅて堪らんかったもん・・・!」

白い息を吐きながら、
「ヒャッヒャ」と笑うオジサン。

生姜畑にいるみんなが、
「ヒャッヒャ」と笑った。

持ちつ持たれつ。
ゆったりと流れる空気の中で。
生姜の収穫も、あと少し。

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コメント

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  1. SECRET: 0
    PASS: 66b51f75ed91b8a3600fe060a6b53ab3
    掘り取りお疲れ様です。

    この口調ってあれでしょ?
    <ビフォーアフター>ですねっ

    今日は、おじさんに癒されました。
    畑はさむいんでしょうけど、あったかいです^^

  2. SECRET: 0
    PASS: 5b90e6ad183357a027ec0d0443bc9637
    そうです!そうです!ビフォーアフター!
    今日の昼にもやっていましたね。見なかったですけど。(T▽T)アハハ

    このおじさん、他にもいろいろと深イイ言葉を残していまして、
    それもまた機会があれば記事に書いてみたいなと思っています。(^ω^)

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