つるしこ麺家福いち 後編/超時空アルデンテ

2011.03.11

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つるしこ麺家福いち 後編/超時空アルデンテ

2011.03.11

前編はコチラっ・・・!
『つるしこ麺家福いち 前編/中毒のフットワーク』


つるしこ麺家 福いち

『つるしこ麺家 福いち』

中部で言えば、高知市介良(けら)にある『パワーセンター』のような、
複数の商店が集まった場所に、その店は建っていた。

いつもだったら、店の前まで来て、
「なんだか入り辛いから、やっぱりやめよう・・・」

というパターンが、よくある竜一も、
さすがに、この時ばかりは躊躇なく入店。

つるしこ麺家福いち 店内

四人掛けのテーブルがいくつか配置された小さな店内。
清潔で、小奇麗。

「さて・・・何にするか・・・」

それは、着席してメニューを見やった時だった。

家を出てから2時間40分にも渡って、
うどんを食べたいという欲求を抑え続けてきた竜一。

メニューに記載された、
うどんの画像を見た瞬間・・・!

プルプル・・・!
プルプル・・・!

メニューを持つ手、
震え始める。

苦笑しながら、手の震えを止めようとするも・・・。

プルプル・・・!
プルプル・・・!

振動、止まらない。

あかーん・・・!
四万十まで来て・・・この局面で・・・!

圧倒的っ・・・!
お手手プルプル・・・!

禁断症状・・・!!

振動でブレるメニューの中に、
店の名を冠したうどんが見えた。

もう・・・ダメっ・・・!
迷い考える余裕なんてねぇ・・・!

早くうどんを体内に取り込まないと・・・!

卒倒するっ・・・!

つるしこ麺家福いち 冷やし福いちうどん(大盛)
(『醤油』と書かれた容器の中身は醤油ではなく、ぶっかけ出汁)

『冷やし福いちうどん(大盛)』

つるしこ麺家福いち 冷やし福いちうどん(大盛) アップ

外側が黒く、内側が赤い器。
立体的に盛られたトッピングの狭間に横たわる、純白の太麺。

「綺麗・・・」

ポツリと呟いた。

こんな芸術・・・!
ロダンでも思い付かねぇ・・・!

つるしこ麺家福いち 冷やし福いちうどん 麺アップ

依然としてプルプルと震える手で、
麺を持ち上げて口に運ぶ。

瞬間、竜一。
瞳孔、開く。

スベスベとした滑らかな舌触り・・・!
感触・・・!まるで上質のシルク・・・!

噛み込むと・・・柔らかな表面上で・・・!
わずかにクニュリとした直後・・・強反発・・・!

いらっしゃいました。

時空を超えた・・・!
異次元アルデンテの・・・!
獰猛なる・・・攻撃力っ・・・!

攻めの太麺・・・!
舌触り・・・!
食感・・・!

それは正に店名通り・・・!

圧倒的っ・・・!
つるしこっ・・・!

この時、やっと手の震えが止まる。

天ぷら類も強力。

エビは太く、プリプリ。
ジューシーな鳥天は、
噛めば、中からドクドクと・・・。

溢れ出て来るんだよ・・・!
肉汁がっ・・・!

つるしこ麺家福いち 肉天うどん(大盛)

『肉天うどん(大盛)』

他では意外と見かけない、
ありそうで無い、肉とエビ天の組み合わせ。

なかなか逢えなかった二人が・・・
ドンブリ上で・・・夢の競演・・・。

「エビ天さん・・・!」
「ニク子・・・!」

二人が深い関係になるのに・・・
そう時間は掛からなかった・・・。

当然、冷やしたうどんより少し弾力が柔らかくなって、
また違った食感が楽しめる。

芳醇な香りを漂わせる出汁は、
濃過ぎず薄過ぎずの濃度で、後味がスッキリとしていた。

『うどんスタンプラリー』の時以来、
四年ぶりの四万十遠征。

(スタンプラリーの時は、現在黒潮町に移転しているらしい『ほうばい』というお店に行きました)

本当は、この後まだもう一軒行く予定をしていたのだけど、
福いち・・・未曾有の・・・つるしこ・・・!
に満足してしまって、結局、ココのみで帰路に着いた。

次は、どれだけ先になるか分からないけれど、
またいつか必ず食べに来るぜ・・・!

日本最後の清流、四万十川の傍には、
いつも清らかで、時に激しい川の流れのように、
圧倒的弾力差のアルデンテを遣う、つるしこ麺家があった。

つるしこ麺家 福いち

◆ つるしこ麺家 福いち
営業時間/11時~20時
定休日/水曜日(水曜が祝祭日の場合は木曜休み)
営業形態/一般店
駐車場/いっぱい有

(冷やし福いち800円、肉天うどん690円など。大盛100円増)
『つるしこ麺家福いち』の場所はココ・・・!

1位で竜一が全裸になるランキング。♪~(´ε` )