おおつ製麺 エピソード2/綴る愛

2012.02.26

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おおつ製麺 エピソード2/綴る愛

2012.02.26

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トッピングコーナー、高火力。

おおつ製麺 玉子焼き(イメージ図)

玉子焼き・・・!
玉子焼きがあるっ・・・!

この存在を予想することなんて出来なかった・・・!

<玉子焼きのことが・・・!
中越典子と中越典子を足して・・・中越典子で割ったぐらい好きな俺に対して・・・!>

初球から玉子焼きストレートでのインコース攻め・・・!

<しかもコイツ・・・見るからにフワフワっ・・・!
360度どの角度から見ても・・・とどのつまりは美味しそうっ・・・!>

グッ・・・グッ・・・!

投げ放つ軌道が明らかに・・・!
俺を・・・!狙い打っているっ・・・!

その時、竜一を襲う、
ある種の疑念。

<だが・・・そもそも・・・!
うどんに玉子焼きって・・・!>

合うかっ・・・!?

いいや・・・違うっ・・・!
俺は何を言っているんだ・・・!
その考え方は・・・全然違うっ・・・!

うどんに合うとか合わないじゃねぇ・・・!

"玉子焼きが食べたいですか・・・!
食べたくないですか・・・!"

そういう話だ・・・!

もはやこの局面・・・!
うどんがどうのこうのじゃなくて・・・!

純粋に玉子焼きが・・・!
好きか否かが問われてるんだ・・・!

よし・・・!わかった・・・!
こうなったら玉子焼き・・・!

コイツでチェックメイトっ・・・!

と思ったけど・・・!

おおつ製麺 エビ天(イメージ図)

なんだこれっ・・・!
すっごく美味しそうなエビ天がある・・・!

え・・・エビ天でもいいかな・・・!

<でもっ・・・でもっ・・・!
いいのかよ・・・!そんなんで・・・!>

数秒前・・・!
俺は玉子焼きさんに一目惚れをして・・・!

世界が溢れるほどの恋をしたじゃないかっ・・・!

いいのかよ・・・!
玉子焼きさんじゃなくて・・・いいのかよ・・・!

その時、
竜一の耳に届いた、
うどん神の声。

おおつ製麺 うどん神のありがたいお言葉

おおつ製麺 うどん神のありがたいお言葉
(※ うどん神は、いたって軽い性格です)

うどん神も・・・そう仰るのなら・・・!
ボクは・・・!ボクは・・・!

竜一に去来する、
様々な心の葛藤。

おおつ製麺 おおつの中心で愛をさけぶ!

"忘れないよ・・・!
玉子焼きさんに恋した一瞬の時間・・・!
玉子焼きさんは玉子焼きさんの今を生きて・・・!"

溢れ出る涙を、
服の袖で拭う竜一。

「ウッ・・・ウッ・・・!」

ひとしきり泣いたあと、
竜一は誰に向かってでもなくつぶやく。

「エビ天ください・・・!」

次第に、つぶやきは絶叫へと代わっていく。

「エビ天ください・・・!」

エビ天くださいっ・・・!!

エビの誘惑は、
とにかく強烈だった。

(エピソード3へ続く・・・!)
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