手打ちうどん たも屋 南国店 夢幻のひやひや

<冷えてる・・・冷えてる・・・!>

私は、南国の「たも屋」で「ひやひや」を食べていた。
食べている途中で、チマチマ食べるのも面倒くさくなってきた。

面倒くさいから、いっそ、浴びてしまおうと思った。
浴びてしまったほうが早いように思えたし、男らしいとさえ思えたのだ。

私は、椅子からスッと立ち上がると、
頭上に高々と器を掲げ、そのまま裏返した。

すると、当然のように襲い掛かってくる冷たい出汁や、
うどんを頭から浴びて、私はズブ濡れになった。

右肩には白い麺が一本かかっていた。
私は、それを左手で掴むと・・・!喰った。

そして、地鳴りがするほど低い声で叫んだ。

「うまぁいっ・・・!」

・・・!そこで目が覚めた。
すべては夢だったのだ・・・。

<がはっ・・・つ・・・ついに・・・!
たも屋さんは俺の夢の中にまで出店してこられた・・・!>

『手打ちうどん たも屋 竜一脳内お花畑店』

<何気に流行りそうじゃないかそれ・・・!
なにせネーミングがイイっ・・・!気がする・・・!>

そんな冗談を言っていられたのも、
夢から覚めて数分のあいだだけだった。

<うぁぁぁっ・・・!発作が・・・発作がっ・・・!>

なまじ、たも屋の夢を見てしまったがために、
たも屋に行かないことには、取り返しが付かない次元の発作が起きてしまったのである。

<ひぃっ・・・!ひぃぃぃっ・・・!>

手打ちうどん たも屋 南国店

『手打ちうどん たも屋 南国店』

額から滴る脂汗を拭いながら、
命からがら辿り着いた、南国のたも屋。

見覚えのあるオバチャンに注文を告げる。

「ひやかけの特大で・・・!」

このごろの私は以前みたいにドモらない。
コツを覚えたのだ。

最初の一文字目に重点を置くと、ドモらない・・・!

たとえば、今回と同じく「ひやかけの特大」と言いたい場合であれば、
「ひぃぃぃやかけのぉぉぉ・・・とくだいっ・・・!」といった感じで、
とにかく一文字目に重点を置く・・・そういう発音を想像しながら言うと、ドモらない。

親愛なる同志である、
「全日本ドモリまくり協会」の方々は、是非、参考にしていただきたい。

ただ、「かけ」は危険だ。

「か」に、宇宙規模の重点を置かなければ、
「かかかか・・・かけ・・・!」などと、「パパパパ・・・パフィー!」のようになってしまう。

酷い話である。

順調に”ひやかけ”を注文した私だったが、
落とし穴は、麺が入った器を渡してもらって、湯だまりをかわしてトッピングを取り、
たも屋名物・かけ出汁コック前を通過して、レジに進んだところで待っていた。

「こちらは・・・!」

レジで待ち構えるお姉さんが、左手を差し伸べてそう問う。
私は、その言葉の主旨をスグに理解して、勢いよく発した。

「ひひひひひひひっ・・・ひやっ・・・かっけっ・・・!」

しまった・・・!完全に意表を突かれた・・・!
重点弱く・・・”ひ”の数を間違えおおした・・・!

だが、お姉さん、平常運転。

「ひやひやですね!」

そう言って、客側からは見えないのでわからないが、
おそらく冷蔵庫があるのだと思われるカウンターの下方から、ひやひやの出汁を取り出してくれる。

瞬間、私はさらなる失態に気が付いた。

<はぅぅぅぅぅっ・・・!
たも屋では・・・”ひやかけ”じゃなかった・・・!
“ひやひや”なんだった・・・!!>

「ひやかけ」と「ひやひや」・・・。
麺も出汁も両方が冷たいうどんのことで、
指すものは同じだけれど、店によって呼び名が違う。

さすがの竜一先生でも、各店の呼び名の違い、これは間違えることがある。

<くそっ・・・くそっ・・・!しくじった・・・!
それも我が家のように熟知している・・・たも屋南国店で・・・!>

俺はまだまだ未熟だ・・・!
まだ心のどこかに甘さや隙があったんだ・・・!

しかし、それでもお姉さんは、微笑みをたたえていた。

注文するときからレジカウンターに達するまで、
終始、私は「たも屋」では「ひやひや」と呼ばれるものを、
「ひやかけ」と間違えて呼んでいたのにも関わらずだ!

<ありがたい・・・ありがたい・・・!>

私は嬉しくて、
その場で紙粘土を用いて、とか造って差し上げたかったけれど、
あいにく今日に限って、紙粘土を家に忘れてきていた・・・。

手打ちうどんたも屋南国店 ひやひや(特大)  ゲソ天

『ひやひや(特大)』

早めの時間で空いていたので、
お好きな席に腰を下ろして食べる。

手打ちうどんたも屋南国店 ひやひや(特大)  ゲソ天 アップ

表面に細かな凹凸がある麺。
それを喰らって、のちにゲソ。

褐色の衣を冷えた出汁で、ほどきながら食べる。

<感想は任せたっ・・・!
任せたぞ・・・!牛・・・!>

手打ちうどんたも屋南国店 ポップ

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手打ちうどんたも屋南国店 かけ大 & ちく天

『かけ(大) & ちく天』

夢に導かれて行ったたも屋で、黄金色した出汁をゴクゴク飲む。
時折かかるネギを噛みしめながら・・・。

手打ちうどん たも屋 南国店

◆ 手打ちうどん たも屋 南国店
(高知県南国市明見958-1)
営業時間/8時~15時
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有

(かけ、ひやひや、しょうゆ、釜たま、釜バターなど)
『手打ちうどんたも屋南国店』の場所はココ・・・!

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コメント

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  1. By にょん吉

    SECRET: 0
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    美味しいですよね~☆夏になると一度は必ず食べたくなります(´∀`)ただ…海老天の衣をふやかして食べたい私には中々手が出しにくい部分も( ノД`)
    今日は丸亀製麺で、朝うどんとやらを体験してきました♪値段がリーズナブルで良かったです(^ω^)

  2. SECRET: 0
    PASS: 5b90e6ad183357a027ec0d0443bc9637
    あー、ひやひやだと、あつあつみたいには衣がふやけないないですもんね。(;^ω^)
    丸亀製麺もたも屋に対抗してか、最近、朝うどん始めていますねー!

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