中華飯店 とら

2012.11.18

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中華飯店 とら

2012.11.18

生姜の収穫が始まる数日前だった。
畑から帰って、いつものように晩酌をしようとしていると、
唐突に、ラーメンが私を襲ってきた。

ラーメンは、私の頭の中を一気に埋め尽くした。
おかげで私はラーメンのことしか考えられなくなってしまった。

<どこかにラーメンを食べに行かなきゃ・・・
ぐぉっ・・・ぐぉっ・・・>

ラーメンを食べに行きたいのではない。行かなければならない。
行かなければ自分がラーメンに侵食されてしまいそうだった。

私は車を走らせて、南国市の「サンシャイン・カルディア」という、
光属性魔法みたいな名を持つスーパーのスグ東側にある
一軒の中華料理屋に助けを求めた。

中華飯店とら

『中華飯店とら』
(高知県南国市後免町4丁目1-12)

雨が落ちる夜だった。

個人経営の中華料理屋さん独特の、
ゆったりとした空気が流れる店内。

<想像していたよりも広い・・・!
大型バス2台分ほどの空間・・・!>

私は、店のほぼ中央に置かれた
4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。

私の着席を確認してから、
水が入ったグラスを手に持って歩み寄って来る女将さん。

ドッシリとした体格の大将が、厨房で鍋を振るっている。

<大将・・・!強そう・・・!>

中華料理屋だから、
メニューには当然、中華料理屋らしいメニューが並んでいた。

しかし、私は「酢豚」や「エビチリ」には目もくれず、
麺類の記載を凝視した。

もうラーメンしか、見えない・・・。

中華飯店とら チャーシュー麺(大盛)

『チャーシュー麺(大盛)』

中華飯店とら チャーシュー麺(大盛)アップ

湖面を覆う・・・!
肉っ・・・肉っ・・・チャーシュー・・・!

<流行のトロトロ・タイプじゃない・・・!
昔ながらの歯応え・・・ガッツリタイプっ・・・!>

中華飯店とら チャーシュー麺(大盛)麺アップ

柔らかめに湯掻かれた麺との食感の対比。
それは須崎「鍋焼きラーメン」に使用される、親鳥と麺の関係を彷彿させた。

中華飯店とら 半チャーハン

『半チャーハン』

量、多め。

<2分の1でこの量・・・!
五台山みたいな大きさじゃないか・・・!>

ありがたいっ・・・!
ありがたいっ・・・!

五台山に感謝っ・・・!

そんな思いで食べたそれは、
濃いめのかなりシッカリした味付けで、
ブォンブォン攻撃してきた。

中華飯店とら 焼餃子

『焼餃子』

中華料理屋さんやラーメン屋さんに行くと、
頼まざるを得ない心境になって、高確率で頼んでしまう焼餃子。

<皮が・・・ムチムチしてる・・・!
中から汁がっ・・・ぐおぉぉっ・・・!>

幸せの形は、餃子の形っ・・・!

中華飯店とら 塩ラーメン

『塩ラーメン』

「とら」の虎のように力強い攻撃を受けまくって、
ヨタヨタしながら家路に着いた。