喜寿・静岡伊豆放浪記! 第3話 「高知~岡山」

『第1話を読む』 『第2話を読む』 『第4話を読む』 『第5話を読む』 『第6話を読む』
『第7話を読む』 『第8話を読む』 『第9話を読む』 『第10話を読む』 『第11話を読む』
『第12話を読む』 『第13話を読む』 『第14話を読む』


岡山まで乗る特急列車「南風」は大抵空いていて、
通常、指定席を取らなくても座れるので、自由席。
ちなみに昨年鹿児島へ行った際も自由席だった。

とは言っても、
自由席の混み具合は乗ってみないとわからないので、
若干ギャンブル的な要素をはらんでいる。

老人2人が立ったままで
岡山まで行けるわけはない。

そのため私は少しドキドキしていた。
満席だった場合、どう対応するか、である。

だが幸運にも、
心配は杞憂に終わった。

南風は、いつも我々の
期待通りの姿で迎えてくれる。

乗車。

━━━1月25日(金) 午前7時過ぎ、
特急列車・南風4号、岡山行き、列車内━━━

南風に乗り込んで着席すると、
我々は早速!バシャバシャとビニール袋をまさぐった。

朝食。

静岡・伊豆放浪記 1日目 朝ごはん

『おにぎりセットと、お茶』

<おっ・・・!旨いっ・・・!
一粒一粒に見られるエッジ!コシ・・・!
ライス・アルデンテの獰猛なる攻撃力っ・・・!>

自分でも、わけのわからないことを呟きながら、
乗る前に駅の売店で買った、おにぎりセットを平らげる。

列車は走る。
「ギューン!」とエンジン音を響かせながら走る。

真ん中の通路を挟んで、
両側に2席ずつ席が設置されている、
特急列車・南風の車内。

私は進行方向に対して右側の列に座っていた。
通路を挟んだ左側の列に、オビ=ワンとオバ=アが座る。

オバ=アが言う。

「竜一・・・!
サンドイッチもあるが!いるかえ?」

「うん・・・」

静岡・伊豆放浪記 1日目 朝ごはん!サンドイッチも食べる!

『サンドイッチ』

サンドイッチは前日の夕方に、
オバ=アが地元のパン屋さんで買ってきていた。

<一晩寝かせたサンドイッチ!
旨いっ・・・!熟成されている・・・!>

さらにオバ=アが訊いてくる。

「おにぎり!もう1個、よう食べんかえ?
オジイさん、もう要らんと!」

「あぁそう!
ほんなら食べちゃお!」

私は、おにぎりをもう1個いただいた。

<断らないよぉっ・・・!
食べれるときに食べれるだけ食べるよ!俺は!>

これでおにぎり4個も食べたんだ・・・!
誰が見ても俺は裸の大将!圧倒的!山下清・・・!

静岡・伊豆放浪記 1日目 次は大杉!

高知から岡山まで、
約2時間半の道のり。

静岡・伊豆放浪記 1日目 南風の車窓から

窓の外は絶景。

それにしても・・・。

静岡・伊豆放浪記 1日目 南風の車窓から 2

退屈。

通路を挟んだ反対側の席で、
オビ=ワンとオバ=アは延々ボソボソと、
2人で車窓から見える風景についての感想を述べている。

列車は進む。
ズンズン進む。

静岡・伊豆放浪記 1日目 南風の車窓から 箸蔵

箸蔵。

静岡・伊豆放浪記 1日目 善通寺

善通寺。

静岡・伊豆放浪記 1日目 瀬戸大橋

瀬戸大橋。

<んんー!
瀬戸内海だねぇ・・・!>

静岡・伊豆放浪記 1日目 岡山駅着

━━━1月25日(金)
午前9時38分━━━

岡山駅、着。

ここで、普段は
イースター島で暮らすオカンと合流。

オカンはニヤニヤと不適な笑みを浮かべて、
ホームで待っていてくれた。

静岡・伊豆放浪記 1日目 岡山駅内

ここから東京行きの新幹線「のぞみ」に乗り換えて、
名古屋まで行かなければならない。

乗り換えに許された時間は、11分。

我々は、あまり言葉を交わす余裕もなく、
新幹線のホームを目指した。

(第4話へ続く!)
『第1話を読む』 『第2話を読む』 『第4話を読む』 『第5話を読む』 『第6話を読む』
『第7話を読む』 『第8話を読む』 『第9話を読む』 『第10話を読む』 『第11話を読む』
『第12話を読む』 『第13話を読む』 『第14話を読む』

押していただけると励みになります!
【人気ブログランキング】
押してでふ!

コメント

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. SECRET: 0
    PASS: cc9f4328e026878631d31720239402d3
    こ、これは某聖の280円ミニサンドか?(自分もよく買う)
    岡山に着いたころ自分は某田舎駅から南へ1km余りの保健所に
    確保されていました。その後、竜ちゃんを車で追いかけたものの
    関西地域で頓挫(笑)熱海ならぬ有馬に寄ってきました。
    p.s アレありがとうございました。
     

  2. SECRET: 0
    PASS: 5b90e6ad183357a027ec0d0443bc9637
    正解!某聖のサンドイッチです!(笑)
    美味しいですよねー!

    あぁ!あれは有馬温泉でしたか!
    どこなんやろーと思ってました!(笑)

    例のブツ、一時は諦めていましたが、
    ミラクル!で無事に辿り着いてよかったです!(`・ω・´)ゞ

  3. By れみれみ

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    竜ちゃん お久しぶりですね~

    喜寿・静岡伊豆放浪記 第一話、二話、三話を読み進めながら三人の珍道中を想像しながら一人で大爆笑でした。
    第四話以降には、聞きなれた地名が出てくるのかなぁ~ 続きが楽しみです。

  4. SECRET: 0
    PASS: 5b90e6ad183357a027ec0d0443bc9637
    お久しぶりです!れみれみさん!

    自分!静岡の知り合いって、れみれみさんしかいないので、
    静岡にいるあいだ「れみれみさんってこの辺りに住んでるのかなー!」とか、
    「れみれみさん、ここ来たことあるのかなー!」なんて思っていました。(^ω^)

    第4話の文中にも書いたんですけど、
    「自分が知らない町も、誰かにとっては見慣れた町」なんですよね。
    当たり前だけど、なんだか不思議な感じがしました。

    このあと、れみれみさんが聞きなれた地名も、
    たぶん!出てくると思います!(^ω^)

コメント投稿

*

Return Top