本手打ち讃岐うどん さかえ ひやかけ(大)

2013.08.02

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本手打ち讃岐うどん さかえ ひやかけ(大)

2013.08.02

果たして『さかえ』に本当に「ひやかけ」があるのだろうか。
「ひ・・・ひ・・・!」
私は半信半疑で注文した。「ひやかけの大・・・」

見慣れた顔の店のお姉さんは、私の注文を復唱して厨房のほうへ歩いていく。

<通った・・・!やっぱり聞き間違えじゃなかったんだ・・・!>
右脳でも左脳でもない。私のうどん脳が歓喜する。<さかえと出会って十年弱・・・!昔からあったのかは知らねぇが!とにもかくにも初めて食べるさかえのひやかけだ・・・!>

嬉しい・・・!
なんだかワクワクする・・・!

ずっと憧れていた年上のお姉さんからデートに誘われたとき(そんな経験は無いけれど・・・)みたいに、心が湧いた。

やや興奮してうつむき加減にニヤニヤしていると、さきほどのお姉さんが再び現れた。
手には黒いドンブリを持っている。

「ひやかけの大でーす!」

<きたっ・・・!
これは年表に載せるべき・・・!>

たったいま・・・!
ひやかけ宣言きましたッ・・・!

さかえ ひやかけ4

お姉さんの言葉と共に、私の目の前に置かれた憧れの「ひやかけ」・・・それも大!

<ありがたいねぇ・・・!
いやぁ・・・ありがたいっ・・・!>

出汁の香りがブンブンくる。ブンブンブンブン漂ってくる!
その強さ・・・!温かいかけ以上・・・!

さかえ ひやかけ5

出汁から先に飲みたい気持ちを抑えながら、麺からいく。
うどんは、やはり麺なのだ。
<麺から食べるのは、俺の最強につまらんコダワリさ・・・!>

太くて男らしい麺を箸でつまんで食べる。
<引き締まってるぅぅぅ・・・!>
冷たくビシッと引き締まった麺は、ムッチムチの食感。

<アゴを弾き返すほどの強烈な弾力・・・!>
さかえらしい麺に、さらにひやかけ出汁の攻撃力が乗る。<このうどんならば・・・!>

F1でも闘えるッ・・・!

さかえ ひやかけ3

私は興奮のあまり、わけのわからないことを思いながら、初体験の「さかえ・ひやかけ」を食べる。
食べながらメニューを確認してみる。

やはりそこに「ひやかけ」の記載はない。
<みんな知っているところをみると、裏メニュー・・・っていうほどではないだろうけど、裏メニュー的な・・・>
と私は思う。口の中でネギがジャクジャクと音を立てている。

メニューを裏返す。
メニューのを見る。

ありゃ?

本手打ち讃岐うどん さかえ メニューの裏 本手打ち讃岐うどん さかえ メニューの裏2
(※ 上記2枚の画像は以前のさかえのメニュー裏面)

これまで謎の絵が記載されているのみだった裏面に、なんと!新メニューの記載があった。

さかえ ひやかけ1

<牛めし・玉子入り・・・?>
おそらく、うどん用トッピングの「肉」と「玉子」をごはんの上に乗せただけだろう、と推測できてしまったけれど、なかなか美味しそうだ。<でも、さかえのうどんと・・・ごはんものか・・・完食できたら達成感は凄そうだが・・・危険だな・・・お腹が爆発しそうだぜッ・・・>

さかえ ひやかけ2

麺をあらかた片付けてから、別に注文していた「ちく天」をひやかけ出汁の中に投入する。

衣に出汁が染み込んでいく。
たっぷり出汁を含ませて、それから口へ運んで噛みしめる。
すると中から冷たい出汁と旨味が、勢いよく溢れ出す。

ムシャムシャ食べる。
食べながら私は毎年、夏になると言ってしまう言葉を小さく呟く。

「日本の夏・・・ひやかけの夏・・・」

本手打ち讃岐うどん さかえ

◆ 本手打ち讃岐うどん さかえ
(高知県香美市土佐山田町北組西466-1)
営業時間/11時~麺切れまで(閉まる目安は15時ぐらい)
定休日/木曜日(月曜定休がなくなっているとの情報あり ※未確認なので注意)
営業形態/一般店
駐車場/有(店舗前と、向かって左隣の空き地もOK)

(かま玉380円、かけ・ひやかけ330円、しょうゆ330円、ぶっかけ380円、かまあげ380円、
【トッピング】→ちくわ天100円、えび天150円、肉200円、生卵50円、大は100円増)
うどんメニューは上記5種類のみ。ですが、トッピングを組み合わせることでいろいろ出来ます。
『本手打ち讃岐うどんさかえ』の場所はココ!

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