「くいしんぼ如月」 ー 世界を卵で埋め尽くせ! EP2 ー

2014.04.10

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「くいしんぼ如月」 ー 世界を卵で埋め尽くせ! EP2 ー

2014.04.10

『EP1を読む』


高知が誇る弁当チェーン
『くいしんぼ如月』

その自動ドアをオドオドくぐる。

<俺はここで弁当を…弁当を買わなければならないっ…!>

弁当を持って行くんだ…!

ピクニックにっ…!!

そんな軽い気持ちで入った「如月」
店内でとんでもないものを見つける。

壁に貼られた画像付きの紙。
そこにはこう書かれていた。

『期間限定!釜玉うどん!』

限定……!

うどん……!

釜玉っ…!!

ピクニックしている場合じゃない…!
いますぐ買って帰って食べなきゃ…!

如月の…!
限定…限定…!

限定釜玉をっ…!

(この物語は、卵に目覚めた農民・竜一が卵を次から次へと割っていく、歴史的感動サスペンスである!)

未曾有の釜玉が、ウチにやってきた。

容器の蓋にちゃんと「かま玉」とボールペンで書いてある。その書体が堪らない。

ラップを輪ゴムでとめた中蓋。昔からやっている、如月の伝統工芸だ。

伝統工芸を外すと飛び出す、新世界。

圧倒的…如月っ…!

黄色いぞ!黄色いぞ!くいしんぼ!

麺上に、おろし生姜。

<解ってる…!さすがだ…さすがは如月先生っ…!>

美しい…!これはもはや釜玉じゃない…月だ…新世界からの月世界だっ…!

いざ、月面着陸。

ありがたいっ…!
ありがたいっ…!

着陸、成功!

俺こそがアームストロングー!

だが、そのとき気づく。

<あら…これ結構…汁が多い…!>

通常よくある釜玉うどんは、麺に卵を絡めて、出汁を軽くかけていただくスタイルだと思う。

しかし、如月の釜玉。
出汁を軽くかけたという次元ではない。

いわゆる"ツユダク"の状態。

さらに如月の釜玉で気が付いたのは、卵の固まりかた。

卵の固まりが、とってもいい感じ。

やはり並の弁当屋ではない。

<何かが違う釜玉…!ツユダクだからそう感じるのかっ…!?…でもコイツは間違いなく釜玉…!>

白鵬が不知火型…!
朝青龍が雲龍型…!

ならばこれは…!

如月流型・釜玉…!

空前絶後の横綱…!

くいしんぼ土俵入りだ…!

『うどん』

返す刀で、ノーマルうどんもいただく。
「如月」に昔からあるメニューだ。

蓋には何も書かれていない。

びよーーーん。

(EP3に続く!)
『EP3を読む』