風が涼しい!野外で感じたいくつかの秋っぽいこと | 生姜農家の野望Online

風が涼しい!野外で感じたいくつかの秋っぽいこと

草刈り機を手に昨日の夕方まで刈っていた斜面に駆け上がる。
チョークを閉めてスターターの紐を引っ張るとエンジンがかかった。この瞬間から草刈り機はライトセーバーに変わる。

11時間も寝てしまったせいで疲れは完璧に取れている。しかし何だか身体が動かない。

<こんなんじゃ、ダース・モールに勝てん>気合いを入れてライトセーバーを振り回してみる。でも何か違う。本調子ではない。<もういい。今日いかんわ。実戦やなくて練習のつもりでやろ>脱力してダラダラ草を刈る。

けれども気を抜くと岸から転落。大怪我したらジェダイごっこができなくなる。
もし足を滑らせても、自分のケツでブレーキングして止まれるように、若干、岸側に体重をかけて刈り続けた。

疲れたら日陰で休憩。今日の休憩スポットは柿の木の陰。ジェダイにふさわしい場所に思えた。
できれば柿の木に腰掛けて、カッコよく休みたいところ。しかし……。

<折れるんやないやろな、これ>
木から落ちるとやはり大怪我。田舎は危険がいっぱいだ。それに通常では考えられないほど気の強いおばちゃんもいたりして、ともすれば危険しかない。

太めの枝を足で強く踏んで感触を確かめる。
大丈夫。最近のシャープペンシルの芯のように、簡単には折れそうにない。

柿の木の枝に座っていると涼しい風が吹いて気持ちがいい。台風が過ぎてから本当に涼しくなった。春と秋が短いと言われる高知だけれど、8月下旬、確実に秋の気配を肌で感じる。

昼ごはんの時間まで再び刈って、ライトセーバー片手に田んぼの脇を歩いて帰る。

稲穂は昨日よりも色付いたように見える。
「ふぉっ、ふぉっ。植物は正直じゃわい。秋が来たいうてわかりよるんよ」どこぞの爺さんみたいに目を細めた。

秋刀魚にビール。秋鮭に焼酎。松茸にハイボール。むしろ秋刀魚の内臓だけでも酒が飲める。

「たまらんのぉ。ふぉっ、ふぉっ」

ロマンティックが、ヨダレが、止まらない。
美味しい季節がすぐそこまで来ていた。

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