田んぼサギ事件 | 生姜農家の野望Online

田んぼサギ事件

サギにあったのは、稲刈りの終わった田んぼで藁(わら)を集めていたときだった。
昼ごはんを食べようと畑から引き揚げていると、振り向いたそこにサギがいた。

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「シラサギ!」と私は声をあげて指を差した。
オビ=ワンは状況が呑みこめない様子で目を泳がせる。

「そこ!そこ!」再度、指差した。
「おお…」オビ=ワンは、ようやく指差したほうを振り向いてサギを確認した。「シラサギやねゃ」

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白くて大きなシラサギは、田んぼの中を歩き回っている。
「ああやって虫を捜しゆがよや」オビ=ワンはそう言い、シラサギを見つめた。私も見つめる。

ピョンピョン跳ねながら虫を捜す姿は、なんだか可愛らしい。

「どっからどこまでが首かわからんね」と私は微笑して言った。「顔のところまで全部首みたいに見える」

泥と藁の香りが風に乗って漂ってくる。

「なかなか虫がおらんろう。もうだいぶ冷ようなったきに」オビ=ワンの言葉通り、シラサギは虫捜しに苦戦しているらしく、田んぼの中を歩き回るも捕食している様子はない。

「南国(市)の平野のほうとか行ったら、シラサギがいっぱいおるがねぇ」私がシラサギを見つめたままそう言うと、オビ=ワンもシラサギから視線を移さずに答えた。

「そうよ。沖へ行ったら、あれがようけおらぁ。群れになっておるもの。トラクターで耕しよったりしたら、よう後ろを付いて歩きよらぁ」

トラクターで耕された土の表面に出てきた虫を狙っているのだ。ウチのほうではカラスがそれをよくやる。この辺りで幅を利かせているのは、シラサギよりもカラスだ。偶然なのか、いつもよくいるカラスが、このときは一羽も見えなかった。

話しているあいだも、シラサギはずっと田んぼで虫の捜索に当たっていた。

お疲れ様です。サギ刑事。

ボクをおしていってね!(笑)
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