開墾物語 エピソード3/二つ目の荒れ地 | 生姜農家の野望Online

開墾物語 エピソード3/二つ目の荒れ地

三日続けてまた山へ。
これまでの開墾で一つ目の荒れ地の草は、ほぼ刈り終えた。今度はその下段。二つ目の荒れ地。

『荒れ地は一つではなかった』

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上段の荒れ地でもそうしたように、先に平面、それから岸を刈って、畦(あぜ)を刈るという手順でやる。岸の高さはおそらく十五メートルを超えているので、とりあえず下から届く範囲だけ刈る。

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岸の間際に掘られた溝はイノシシによって破壊されていて、溝の脇に埋められていた大きな石がむき出しになっていた。

その石が見えない。人の背丈ほどの草に覆われていて見えない。人間は視覚動物。見えないものに弱い。見えないものは避けられない。

草むらに潜んだ石に、草刈り機をぶつける。
「あぁっ!」声が出た。刃の回転を止める。案の定、刃が曲がって裂けている。

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遠く離れた軽トラまで戻って、刃を交換。
それから再度、荒れ地に向かって畑の畦道を歩く。

歩いていると、どこからか声がした。視線を向けると、段々畑の下からおじさんが手を振っているのが見えた。なにかこちらに喋りかけているけれど、遠すぎて言葉が聞き取れない。

「みかん?」
そこだけ聞こえた。おじさんは片手にビニール袋を提げている。それを軽く持ち上げて、またなにか喋っている。

ああ…。
察した。

段々畑をもう一度下りて行く。
「ようよ上がってきたばっかりやに」苦笑した。

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「これ。女房がちぎりに行きゆうみかんが今日最終日やったきに」そういって、おじさんは大量のみかんが入ったビニール袋を渡してくれた。

「すいません。どもども」
「傷が付いちょったりして売れん、ハネもんよ。けんど味はうんとえいで」と、おじさんはニコニコ笑う。
「へええ」

<家にも他から貰ったみかんがいっぱいあるき、もうみかんはいらんぜよ>
心の中で思ったが、もちろん口には出さず、ありがたく頂戴した。これで家のみかんの貯蔵個数は百を超えた可能性がある。

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みかんを軽トラに置いて、開墾再開。

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平面と畦は刈り終えた。

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だが難関はそびえ立つ岸。

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開墾し終えるのに、あと数日はかかりそう。

ボクをおしていってね!(笑)
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『開墾物語 エピソード3/二つ目の荒れ地』へのコメント

  1. 名前:アホリかん 投稿日:2015/12/08(火) 20:05:29 ID:589fc6ab0 返信

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ここは、厳しそう!
    落ちないように、頑張ってください!

  2. 名前:竜一 投稿日:2015/12/10(木) 19:20:18 ID:0081f6204 返信

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    落ちたら本当に大怪我か死に至るので、崖から落ちないようにだけは、とにかく気をつけてます(T_T)