覚悟と本質の稲刈り ~後編~

投稿日:2010.09.30 更新日:

続き~!
中尾彬が現れたところから行きます。♪~(´ε` )
(前編はコチラ→ 『覚悟と本質の稲刈り ~前編~』)


おいおいおいい~!

その時。
突然現れる、中尾彬・・・!

壊れているんじゃないぞぉ~、コンバインンン~!
ちょっとしたミステイクであってくれぇ~!

ここで壊れたら・・・。
ここでお前が壊れたら・・・。

オイラの生活、
ままならねぇんだぁあああ!

不安の海の中で目を泳がせながら、
コンバインを降りて、詰まった稲を掻き出す。

見た目。
おかしな所は無い。

もう一度、
運転席に乗り込んで、刈ってみる。

行け・・・!
コンバイン・・・!

クボタ農機!!

クボタ農機のソコヂカラを魅せてみろ!!!!!

コンバイン 前部(参考画像)

肉食獣の爪のように尖った前部を稲の株に向けて、
左手で主変速レバーを前進に入れて倒す。

動き始めるコンバイン。

シャキーン!
シャキーン!

ギザギザに尖った刈り取り刃を鳴らして、
稲を食べて行く。

良かった・・・。
大丈夫だったみたいだ・・・。

"今年の稲作の命運が懸かっていた"
と言っても過言ではない山を越えられて、ホッと一安心。

後方で、心配そうに見守っていたオビ=ワンが軽く頷くのが、
振動で震えるコンバインのバックミラー越しに見える。

その後は順調に動く。

ガタゴト・・・!
ガタゴト・・・!

コンバインで刈った稲は、
そのままコンバイン内で脱穀され、
籾(もみ)の部分だけがタンクに溜まる。

溜まった籾は、軽トラで運んで、
乾燥機にかけて乾燥しないといけない。

しかし、竜一家には乾燥機が無い。
乾燥は、知り合いの兼業農家の方に依頼している。

この日は日曜日。
平日は依頼している方が働きに出ているから、
翌日の月曜日では、乾燥をしてもらうことが出来ない。

つまり、
コンバインで刈れるのは、今日だけ。

一応、平日でも夜に持って行けば大丈夫だと言ってくれるのだけど、
それはあまりにも迷惑を掛けることになるから、やりたくない。

順調に刈り続け、
時刻は夕方6時。

日が落ちて、急激に暗くなってくる。
その時、まだ予定の面積を1反ほど残していた竜一。

葛藤。

このペースじゃ間に合わねぇ・・・!
こうなったら速度を上げるしか・・・!

いや・・・ダメだ・・・。
無理な負担を掛けてブッ壊したら元も子もない・・・!

ここは間に合わないと分かっていても、
現状維持・・・!
現状維持がベスト・・・!

スーパーで突然
"蛍の光" が流れ始めた、
あのドキドキ感、蘇る。

閉店しちゃう!
閉店しちゃう!
早くしなきゃ早くしなきゃ。

でもまだ豚肉
買ってない・・・!

結局、予定していた面積まで、あと2畝。
あと2畝というところで、辺りは完全に闇に包まれ、

日没タイムアップ。

暗闇の中、コンバインを止めて、
歩き寄ってきたオビ=ワンと、運転席に座った竜一。

緊急ミーティング。

「残りどうする?」
「もう明日バインダーで刈って、サデに掛けようか」

約10秒のミーティングの結果、
この残りと、山の中腹にあるコンバインを入れるのが大変な田んぼは、
翌日、バインダーという別の機械で刈ることとなった。

(※ バインダーで刈ると乾燥機にかけなくていいけど、
稲を竹の竿<サデ>に掛けて干して、脱穀をまた別の機械でやる必要があるの!)

稲刈り後の田んぼ

翌朝、稲が無くなった田んぼ。
昨日までは黄金色に色付いた稲穂が生い茂っていたものだから、
その光景に、なんだか少し違和感を感じた。

落ちている籾を食べに来たハト。
2羽が仲良く並んで歩いて、籾を探している。

さて、バインダーを軽トラに積んで、山の田んぼに行くか。

秋風が鳴る。
優しくサラリと駆け抜ける。

1位になったら竜一が全裸になると言われているランキング。

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。これまでに食べ歩いた飲食店は数千件。高知のグルメ情報はおまかせください。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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