丸吉食堂(まるよし食堂) 後編/ちゅうにち、うどん、そしてオカズ

『前編を読む』
※ 続けて読みやすくするために、先に後編を更新しています。


まるよし食堂 うどん

しばらくして、先に「うどん」の登場。
具材は、揚げ、ネギ、カマボコ、とろろ昆布。

まるよし食堂 うどん サイドビュー

穏やかで美しい空間に、穏やかで美しいうどんが映える。
エッジが鋭く効いた流行りのうどんとは違う、なで肩の丸うどん。

でもこの空間には、これしかない・・・!

麺にコシなんかまったくないが、それが旨い。
出汁は理論を超えていて、愛とか優しさとか、そういうのが入っているということにしておかないと説明できない。

たとえば、お母さんが握ってくれたオニギリを、青空の下で食べるように。
たとえば、好きな人と一緒にごはんを食べるように。

<だから旨いんだよなぁ・・・>
と私は思った。

終始、心はときめいていた。
うどんという食べ物の奥深さに気が付いた数年前みたいに。

せっかくなので「世界一美しいウインドウトリートメント」から、オカズを取ってこよう。

スパイからの事前の情報でシステムは大体わかっている。
オカズは勝手に取ってきても構わないらしい。
会計時に店の人が皿を確認すると、代金がわかるということのようだ。

まるよし食堂 おかずいろいろ

私は小あがりからスゴスゴと立ち上がって靴を履いて、3皿ほど取ってきた。

まるよし食堂 おかずいろいろ2

玉子焼、ポテトサラダ、田舎寿司。

中が少し半熟気味になっている、玉子焼。
濃厚で滑らかな味と舌触りのポテトサラダ。
いなり寿司の上では、甘酢漬けにされた生姜が桃色に光っている。

先にご飯物を食べすぎると、それ以後が入らなくなるので、
控えめに食べていると「ちゅうにち」が現れた。

まるよし食堂 ちゅうにち

「ちゅうにち」は、
「よう!竜一!」みたいな勢いだった。

私は「竜一と呼ぶな!竜ちゃんと呼べ!キャンペーン実施中!」と、”ちゅうにち”に言った。
“ちゅうにち”は、わかったような顔をしていた。

まるよし食堂 ちゅうにち 麺アップ

私は箸を構えて麺をつまんだ。

<細い!細めの麺だ・・・!>
細めに見えたが重い。口へ運ぶ。<ふぉーん・・・!>

圧倒的・・・!
ドゴォーン・・・!

<麺!ブリブリ!出汁!主張・・・!>
具材は、うどんとまったく同じ構成。<麺!ドゴォーン!出汁もドゴォーン!>

全体的に・・・!
ドゴォーン・・・!

それにしても麺が旨い。
固めで細めでブルンブルンしている。

<アルデンテ・・・!>と私は思った。
おそらく、うどんの出汁と同じものを使用しているハズだと思うけれど、気のせいかうどんの出汁よりも濃く感じる。

<スパイの言ったとおりだ美味しい!>
麺を食べ終え、出汁を飲み干す。<俺もこの感じ、好き・・・!>

まるよし食堂 ちゅうにちサイドビュー

50代ぐらいのオジサンが1人入ってきて、ごはんと味噌汁を注文してオカズを取っている。
「魚だけ温めて!」とオジサンは言って、店のお姉さんに焼き魚が乗った皿を渡した。

<なんかエエなぁ・・・>
と私は思った。<俺んちじゃないけど、俺んちみたいだ・・・>

店のお姉さんを呼んで会計をしてもらう。
お姉さんはテーブルの上に並んだ皿を見渡して、会計を暗算して告げてくれた。

舌代を払って外に出る。
まだ雨は静かに降り続いていた。

苺氷りでも食べて帰ろう。
のんびり、ひろめで、甘く融ける苺氷りを。

このあと、ひろめ市場で苺氷りを食べたです!
『ひろめ市場内「龍馬茶屋」 苺氷り』

押していただけると励みになります!
【人気ブログランキング】
押してでふ!

コメント

  • Comments ( 1 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    最高のコメントやと思うで~。
    竜ちゃんえいわ(笑)

コメント投稿

*

Return Top