CAFE MISSY SIPPY (ミシシッピ) 前編/溜め息をつく犬

川と平行して走る片側一車線の道路を、高級な軽自動車で走る。
両脇には山。右を見ても左を見ても緑色。川には大きな岩がたくさん寝ている。

「あっ!牛・・・!」
川の向こう側に牛が放牧されている。それを見つけて僕は言う。
「おいしそ・・・!いや、カワイイ・・・!」

国道439号線を東から西へ走る。
<この道沿いにあるはずなんだけど・・・>
目的の店を見落とさないように、道路沿いにある建物に注意する。

<もう近い・・・!近いぞ・・・!>
地図によると、もうすぐ側まで来ているはずだ。<どこ・・・!見つけれない・・・!>

その直後、僕は目指す文字列を見つける。
「あった・・・!」

ミシシッピ 看板

「CAFE MISSY SIPPY」
道路脇の小さな看板に、そう書かれている。

「ミシシッピ・・・!」
と僕は言った。

ミシシッピ 外観

高級な軽自動車を店先に停めて降りる。
踏みしめる本山の地。店の建物の前に立つ。
言葉にならない声が僕の口から漏れる。

「ふへぇ・・・!」
見たことがない配色。見たことがないデザイン。
店の建物の外壁が、ひとつの芸術のように彩られている。

<俺・・・こういう感じ・・・好き・・・!>
一気に高鳴るワクワク。中から人の声が聞こえる。
それに誘われるように僕は店に入ろうとした。

すると、中に綺麗なお姉さんがいた。
綺麗なお姉さんは、僕を見るなり言う。

「あ・・・!入口!向こう側です!」
「あぁっ・・・!向こう・・・!」と僕は苦笑する。

入口を間違えた。

お姉さんに誘導してもらって、正規の入口から入る。
(入口は向かって左側だった)

ミシシッピ 店内1

中の雰囲気も独特。
しかし外壁が、水色や黄色や赤といった配色で鮮やかな彩りだったのとは対照的に、中は落ち着ける茶系の色合い。

ミシシッピ0

お姉さんが、ランチメニューの説明をしてくれる。
それによると、ランチは3種で「MOJOカレー」「チキンジョージ」「タイカレー」だと言う。

謎の「MOJOカレー」に少し興味があったけれど、僕は「チキンジョージ」を注文した。
<ミシシッピに来たら、絶対に”チキンジョージ”を食べようと決めていたんだ・・・!>

ミシシッピ 店内2

料理の出来上がりを待つあいだ、まったく退屈しない。
店内の様々なものが、僕を魅了する。

炎を揺らめかせる薪ストーブ。その上にはヤカンが乗っている。
新緑みたいな色したソファー。何だかよくわからない置物・・・。

犬の形の置物もある。
本当の犬みたいに大きい。

「よう出来ちゅうねゃ・・・」
と僕は土佐弁で呟いた。すると犬の形の置物が少しだけ動いたように見えた。
「ちゃんと動くがや・・・!」

元々、寝そべっていた犬の形の置物は、薪ストーブの前に場所を移動して、また寝そべった。

「あれ・・・?」
あまりにもよくできた作り。滑らかな動き。
僕は疑念を抱いた。僕は気が付いた。「これ・・・本物の犬・・・!」

圧倒的・・・!
本物の犬ッッッ・・・!

そこそこ大きい。
犬に詳しくないのでよくわからないけれど、おそらく買うと高そうな犬だ。

僕は犬に近寄って頭を撫でてみた。
手が頭に触れると、犬は僕を少しだけ見て、また目線を元に戻す。

そして深い溜め息をついた。

「フゥゥゥゥゥーッ」

<えぇっ・・・!>
僕は犬の意外な反応に苦笑した。<そんな溜め息つかなくても・・・!>

それから・・・お姉さんの旦那さんだろうか、
ガッシリした体格の男性の方と少し話したりした。

「前の道を渡った向こう側の下によ・・・」
と男性は土佐弁で言った。「アトリエがあるき、帰りにそっちも見て行ってや・・・!」

<アトリエ・・・?>
と僕は思いながらも、「はい・・・!」と笑って返事した。

(竜一さんの時間的問題にて・・・!続くッ・・・!)
『後編を読む』

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コメント

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  1. By 通れすがれ

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    犬の写真うp!!!わんわんお!!!!!

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