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出汁を取る農民 後編/「肉吸い」可変キャラ設定

投稿日:2014.08.18 更新日:

大阪発祥の料理で「肉吸い」というものがある。
「肉吸い」とは、うどんの入っていない「肉うどん」のことで、早い話が「肉うどんのうどん抜き」だ。

それを作る。
「だって、食べたいのだもの」 by みつを

肉吸い9

取れたてホヤホヤの出汁に、 醤油や砂糖などの調味料を入れてゆく。

肉吸い11

すると、こがね色した出汁が、たちまち真っ黒になった。あれっ?と思った。しかしレシピはネットから引っ張っている。本場大阪にある名店のレシピらしい。

分量は間違えていない。大丈夫だ。
「だって、名店のレシピだもの」私は再度、みつをネタを被せた。

肉吸い13

「肉吸い」になくてはならない肉。使用するのは、牛肉。

本当は豚肉で安く上げてしまおうとしていたのに牛肉を購入したのは、豚と牛では肉から出る味がまったく違うだろうという結論に達したからだった。

肉吸い14

そうやって手に入れた高級な牛肉を、食べ易い大きさに切る。

肉吸い15

スマキも切る。

肉吸い16

牛肉を入れて煮立たせると、灰汁が出た。

「灰汁を取っても取らなくても、大抵の人には味の違いがわからないものだ」という統計に基づく内容を、ネットの人気サイトで読んだが、あえて取る。

レシピに、灰汁を取れ、と書かれていたからだ。

「料理は作り方を間違えさえしなければ美味しくできるものだ」
誰だったか…有名な料理人がそう言っていたのをテレビで観たこともある。言う通りにしよう。

肉吸い17

もう出来上がる。
卵とネギを素早く用意。
(※ 今日は放送時間の都合で、あらかじめ刻んだネギを用意しています。笑)

肉吸い19

えい感じや!
鍋の中が老舗料理店や!

初めて作ったとは思えない絶妙な色合い、ほとばしる香り、老舗の雰囲気。

俺を料理長と呼べ!

自画自賛した。

肉吸い24

私はすっかり、もこみちから老舗和食料理店の料理長設定になっていた。しかし器はあえてのカフェごはん風味。

一口食べる。

「うげっ!からい!」
いったいどういうことでしょう。「醤油が効きすぎて、醤油の味しかしない…!」

レシピ通りにやった。頑張って削り節から出汁を取った。灰汁も取った。

<それなのにどうして…!どうしてこうなるのよ…!>
ドギツイ醤油味の牛肉を噛み締めながら、頭を抱えた。噛むごとに牛肉の中から醤油が溢れ出してくる。

<……レシピだ………!>
レシピが間違いを記載していた。そうとしか思えなかった。

<俺は悪くない!レシピが悪い!だって俺はちゃんとやったもん!>

出版物と違い、ネットの個人サイトには何か大きな責任があったりするわけではないので、間違いを記載してしまっているというのはよくあることだ。今回もそのパティーンだったということにしておこう。そうしよう。

肉吸い25

翌朝。
私は肉吸いにうどんを入れて、ただの「肉うどん」にした。味も薄めに調整した。

結果、ついに味の濃さがストライクゾーンに入ってきた。美味しかった。市販の生麺のうどんなのでアルデンテは死んでいたが、その柔らかさがむしろ朝ごはんにはちょうど良かった。

「次からは醤油の量に気を付けよう」
料理長(私)は、固い決意を口にした。

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竜一

1982年生まれ。高知で農業経営しています。食べ歩きが好きで飲食店が好き。飲食にたずさわる人が好き。農業と高知のグルメ情報をまとめたサイト「生姜農家の野望Online」を運営。農業や生姜などの野菜のこと、大好きな飲食店を知ってほしくて書いています。[お問い合わせコチラ]

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