道の駅・布施ヶ坂 「角煮ラーメン」の章(前編)

投稿日:2014.09.12 更新日:

『ゆすはらグルメまつり』の会場をあとにして、車を走らせ帰路に着く。

すると間もなく大粒の雨が降り始めた。それに加えて霧が立ち込めていて視界が悪い。慎重にアクセルを踏んでハンドルを操作する。

「雲の上の町ゆすはら、今日は霧の中の町だね」

梼原の町を足早に離れたのには、意図があった。
「俺はおでんが食べたい!」

帰り道にある『道の駅・布施ヶ坂(ふせがさか)』の知る人ぞ知る名物、おでん。中でもコンニャクのおでんが絶品なのだ。それを是が非でも食べて帰りたかった。(過去、このブログにも上げています!→ コチラッ!)

「グルメまつりで売り切れ続出だった時点で、言っているのさ…。グルメの神が、俺に布施ヶ坂でコンニャクを食べて帰れとっ…!」

運転しながら自然に歌まで飛び出した。
「コンニャク♪コンニャク♪コンニャクばんざいー♪」

スーパーマーケットでお馴染みの、「惣菜♪惣菜♪惣菜ばんざいー♪」のメロディーでだ。

布施ヶ坂・角煮ラーメン8

大雨の中、『道の駅・布施ヶ坂』に到着。
しかし駐車場に車を滑り込ませた瞬間、愕然とした。

「おでん!閉まってる!」

このようなことがあっていいのだろうか。グルメまつりでは、ほぼすべて売り切れ。布施ヶ坂では、おでん閉まってる。

「どうして…どうして…おでん屋が閉まってんだよっ!」
梼原へ行く際に見たときは開いていた。なのに、いまは閉まっている。

いったいどういうわけだろう。食べたいものが、ことごとく食べられない。

小さい子だったら号泣する局面だろう。だが私は泣かない。三十二歳だから。

おでん屋は閉まっていても、布施ヶ坂本体は開いている。
軒先でオレンジ色ののぼりが揺れている。「角煮らーめん」と書かれている。

角煮には布施ヶ坂がある津野町の牛、津野山牛が使われているらしい。

「これ食べて帰る!俺これ食べて帰るもん!!」

グルメまつりに振られ、コンニャクに振られ、傷心の中で見つけたホームランボール。

私は『道の駅・布施ヶ坂』の店内に駆け込んだ。

(後編に続く!)

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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