お緑色の方々、ただいま

投稿日:2014.09.17 更新日:

生姜畑の溝の底で固まった土を鍬で削り取る。
三日間も遊んだので、さすがに働かなければならない。

「ゆうべの酒が過ぎたよ」鍬を使いながら生姜と話した。
「帰ってきてから飲みよったろ!」生姜はそう言って眉間に皺を寄せた。
「そらそうよ、飲まいでおれるかや。旅の打ち上げよや」

暦の上ではたぶん秋なのに、まだまだ蒸し暑い。リフレッシュしてやる気に満ち溢れた私の額から、大粒の汗が滴って地面に落ちた。足元が土ではなく水溜りだったら、ポチャンと良い音がしたことだろう。

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日陰に入ると幾分涼しい。だが火照った身体から溢れる汗は止まらない。気のせいだろうか。汗からアルコールの臭いがする。

「酒臭いマン…!」生姜が暴言を吐いた。
「そんなこと言いな!」私は両手をバタバタさせた。そして、きっと酒臭い息を吐いた。

しじみ汁

日が暮れて家に帰って、シジミの味噌汁を作った。
「やっぱり家は落ち着くよー」食べながらシミジミ思った。シジミだけにそう思った。(イマイチ)

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

-生姜栽培

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