野菜栽培

瞬間、パンツ、破れて

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コンバインが入る空間を空けるために、田んぼの入口の稲を鎌で刈らなければならない。

私は鎌を手に、稲の前にしゃがみこんだ。
そのとき「ビリッ」と音がした。

まさか、と思ったが、そのまさかだった。
<どうやら俺のケツ圧に、パンツが耐えかねたようだ>

初めてのことではないので驚きはしない。私は平然と鎌を振るって稲を刈り続けた。

<パンツなんてものは、履いていなくても事足りるのだよ…>

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田んぼの入口の稲を刈り終えて、コンバインに搭乗した。

左手で車速、右手で左右の操舵、および前部に付いた刈り刃の上下。両手を使って操縦するので、毎年若干、シンジ君気分になる。

だが実際に乗っている機体は、エヴァンゲリオンではなく、コンヴァインゲリオンだ。

「動け…動け…動け動け動けっ…!」
私は左右のレバーを無駄にガチャガチャさせて、エヴァな状態を堪能した。そして刈り始める。

<壊したら高いぞ…壊したら高いぞ…壊したら高いぞっ…!>

コンバインは一般的な人々が頑張って働いてやっと買える車、程度に高価だ。ウチみたいな副業で米を作っている農家がまた新たにコンバインを買うとなれば、新車の場合、元を取るのに死ぬまでかかる。冗談抜きに。

とにかく壊さないように、攻めるところは攻めて、田んぼの角の狭いところなどは慎重に。作業効率と安全の狭間で神経をすり減らしながら操縦した。

コンバインは快調に疾走する。
ATフィールドならぬ、田んぼというフィールドの上を。(え?)

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延べ一日半ほどで今年の稲刈りは終わった。
<今年の米は安いらしいけど、まぁコンバインが壊れなくて良かった…>

やれやれ、と頭を掻いた。
<裁縫セット、どこにあったっけ…>

帰ってパンツを縫わないと。

キュウリの酢物

晩ご飯に、いただきものの『キュウリの酢物』
(これ意外とご飯が進むんだよねぇ)

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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