野菜栽培

たまねぎばたけ

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生姜の収穫用コンテナを午前中に運び終えた。
午後からはタマネギを植える畑を作ることにした。

ポチ

乗用のトラクターが入らない山の狭小畑へ、「ポチ」という名の耕運機を押して登る。

鳥の鳴き声が時折聞こえる程度の静かな山間に、ポチのエンジン音が響く。「ぶろろーん」

のどかやのぉー、と昼下がりのお爺ちゃんみたいに思った。

畑に着くと、数日前にサツマイモを収穫した跡地に肥料を三種類ほど撒いた。その中の一種類は、いま流行りの魚粉が入った肥料だ。

撒くと魚の良い香りがした。お腹が空く。<アジの干物が食べたいっ…!>

肥料を撒いたあと、ポチで土を耕す。

私は少し違和感を感じていた。
何だかポチの様子が変だ。

いつものポチじゃない…!

とにかく扱いづらい。
前はよく言うことを聞く子だったのに。いったいどうしたのだろう。

ポチを、ひとしきり観察してみた。
するとそのときポチの変異に気が付いた。

ハンドルの位置が明らかに下がっている…!

「ハンドルいじったろー?」
じつは傍にいたオビ=ワンに訊いた。

「オラが使うに、のうが(具合が)悪かったきに」
とオビ=ワンは予想通りの答えをした。

やはり、背の低いオビ=ワンが自分に合わせてハンドルの位置を下げていたらしい。

「腰がいとう(痛く)なるき、上げらぁ。どうしようち、ハンドルの位置が俺の膝より低いもの」

そう言う私にオビ=ワンは言った。

「上げろうち、ネジ回しもいるきに、ちょっこりやないぞ。もうちっくとばぁじゃ。こればぁやれ」

結局、私は生姜の収穫直前の大事な時期に、腰を痛めてしまうという危険にさらされながらポチを使った。いや、使うことを強要された。

そして耕し終わると今度は、鍬(くわ)を使って畝(うね)を作れ、と言われた。

この平成の時代に、農業機械化、現代農業の時代に、管理機も使わずに鍬で畝を作れと。

ヒドイ!ヒドイわ!あなた!

だが私はわりとそういうの得意な体力タイプだし、元々この畑が機械を使えない畑だと、じつは最初からわかっているので、ゴンッゴンッ!鍬を使った。

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畑は出来た。あとはタマネギを植えるだけだ。
植えたタマネギは、来年の春に収穫する。

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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