いおき家 自然薯かけうどん

2016.03.10

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いおき家 自然薯かけうどん

2016.03.10

突然、とろろが食べたくなった。
<うどんの上にさぁ、山芋のとろろをかけて食べたいよねぇ…!>

つまりそれ、いわゆる『山かけうどん』
山かけうどん、といえば真っ先に浮かぶのはあの店。

「ほら!ほら!あれよ、あれ…!"い"の付くあの店よ!」(*近所の婆さん風に)

いおき家7

うどんのためなら、どこまでも。
高知県東部、安芸市の東の端のほうにある『いおき家』にやってきたのだった。

いおき家1

午後二時を回っていた。営業時間は二時半まで。

いおき家2

見やるメニュー。
『いおき家』の山かけうどんは、そもそも"山かけうどん"という名称ではない。

地元安田町中山地区で採れた芋を使った(たぶん)、

『自然薯うどん』である…!!

自然薯を使っているだけあって、価格も二六〇円の『かけ(小)』に対して『自然薯かけ(小)』は六〇〇円…、倍以上する。けれどもこの際、カネの問題ではない。

「自然薯が食べられたら、どうでもいいんだよっ!」

だがこの局面、少し悩む。
<ぬっ…!そういえば『いおき家』の山かけって三種類あるんだっけ…>

ぶっかけ系の『ぶっかけとろろ明太』と『自然薯うどん』、それから、かけ出汁を使った『自然薯かけ』があるのだ。

<明太って気分じゃないな…。メニューの表記を見ると、どうやら明太に使われているとろろだけ、自然薯じゃなく普通の長芋みたいだし…>真っ先に『ぶっかけとろろ明太』が競争除外となる。<どうせなら地元名物であると同時に、いおき家名物の自然薯を使ったうどんを食べたいよね>

残るは『自然薯うどん』と『自然薯かけ』。両者のマッチレースと相成った。

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<うーん、ちょっとだけ今日は肌寒いから、かけにしようかな>と結局、気温が決め手となり『自然薯かけ』を選択。これが後々竜一の心を複雑にさせる。

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<結構出汁の色、濃いめやな>
などと数分後、出来上がった『自然薯かけ(中)』を目の当たりにする。

いおき家14

とろろと共にズルッとマルッと。口一杯に麺を含む。
<むぅぅぅん…>なんだか言葉が出ない。<むぅぅうぅぅん>

いおき家4

同時進行で、まさかの『釜玉うどん(中)』もいく。
「今回は自然薯目当てで来たけれど、いおき家は元々釜玉が美味しいのねん♪」若干マキバオー口調でそう言ってみた。

いおき家5

そして『自然薯かけ』に戻る。
<うーん、ちょっと失敗したなぁ…。これってせっかくの自然薯が時間の経過と共に、かけ出汁にドンドン溶けちゃうんだな…。それだったら、かけ出汁が入っていない『自然薯うどん』のほうが最後まで粘ってくれて良かったかもな…>

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いおき家6

<でも麺はいおき家だから…麺はどっち道、いおき家だから…>
食べながら頭の中で、よくわからないことを呪文のように繰り返した…。

1
(今度から山かけ頼むときは、かけ出汁が入ってないやつにしよう…)