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熟れすぎた稲「刈って捨てる」米作りの沙汰もカネ次第。

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大事な局面で梅雨みたいに雨が降った影響で、過酷を極めた今年の稲刈り・・・!

https://syoga-udon.com/archives/44204

しかし、まだ稲刈りは終わっていなかった・・・!

残っている・・・!
すぐそばの竹藪の陰が災いして、地面を乾かすことが出来ず、新品で300万円コースのコンバインを泥の中にスタックさせてしまう危険があるため、収穫を諦めた田んぼが・・・!

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本来収穫しなければならない時期を20日間ほどすぎた田んぼの稲は、完全に熟れすぎ・・・!

<家畜用の飼料米としてなら販売できるかもしれない!だが乾燥してもらうのにカネがかかる・・・!>

刈った稲の籾(もみ)は乾燥させないと、水分が多くてすぐに腐る!そのため乾燥機に入れる工程は避けられない!自宅に乾燥機を設置している農家もいるが、竜一家の本業は元来生姜農家!価格も高額である籾の乾燥機は導入していない・・・!

<残りの稲を刈っても、収穫できる米の量はたかが知れている!面積にすると6~7畝(せ)ほど!熟れすぎた米のランクは下の下!籾をすってもらっても、乾燥代、籾すり代!それらの代金が回収できない・・・!>

オビ=ワンと共に数日間かけて熟考を重ねた・・・!
刈り残した稲をどうすればよいのか・・・!

<主な収穫はどうにか終え、自宅で食べる分と、受注販売分はすでに確保している!残りの稲を刈ったところで飼料米にするか、業者に売るくらいしか道はない!業者も熟れすぎた米は当然買い取り価格を落とす・・・!>

計算上、稲を刈って販売したほうが赤字になる・・・!

嘘みたいな話だが本当!少量の下の下ランクの稲を刈ったとしても見返りが少なく、乾燥代と籾すり代は回収できない・・・!

苦渋の決断・・・。
残りの米は捨てる・・・。

「もう稲刈って、あとは籾を田に捨てぇ・・・」
そう言うオビ=ワンの目は心なしか潤んでいる・・・。

田起こしから始まって、苗の育成、田植え、4か月間の栽培管理、労働の果てにたどり着いた最終局面、稲刈り。そこで天候不順にさいなまれて、一部とはいえ田んぼが乾かず収穫不能。

日本の農業の根底は米作り。
農家にとって米を捨てるというのは、最低な話。

「一生懸命作った米を、刈って捨てた言うたら、ひとに笑われるろうけどねゃ・・・」と言ってオビ=ワンは苦笑する。

鎌を持ち、手で刈ることも考えたが現実的ではなかった。

仕方がなかったんだ・・・。

農業は遊びでもなければ趣味でもないし、ボランティアでもない。何のために農業をしているのかと訊かれれば、「カネのためだ」と即答する。

この仕事に生かしてもらっている以上は、きれいごと抜きに「カネのために働いている」のだ。カネがなければ生活はできない。うどんも食べられない。

オビ=ワンの言うように、「農家としてのプライドはないのか」と指をさして笑う農家もいるだろうが、農家と言うより経営者としてのプライドが多少なりともあるからこそ、

赤字になる仕事はしない・・・!

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刈って捨てる!地面の上に!籾を!そのまま排出する・・・! 

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「オラぁ、百姓やりだいて、こんなことしたが初めてじゃよ」と60年以上、米を栽培する男はまた瞳を潤ませる。「それかち、こんな米を自分で食うがもイヤじゃし、人にやる(あげる)こともできん。こんな米やったら失礼にあたる。しやないわねゃ・・・」

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オバ=アは「クジラの煮もの」を作った・・・。
コンニャクに里芋、大根を入れて・・・。

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竜一

1982年生まれ。高知で農業経営しています。食べ歩きが好きで飲食店が好き。飲食にたずさわる人が好き。農業と高知のグルメ情報をまとめたサイト「生姜農家の野望Online」を運営。農業や生姜などの野菜のこと、大好きな飲食店を知ってほしくて書いています。[お問い合わせコチラ]

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