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【畑作り】「生姜畑」2018年モデル、作成開始!

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「まだ少し寒いな……」

晴天だが日差しは弱く、風が強い。

トラクター

通常のロータリーの代わりに、トラクターの後部に付け替え可能な「ディスクロータ」と呼ばれるアタッチメントを用い、すき上げておいた畑を再度ノーマルのロータリーに付け替えたトラクターでならしていく。

トラクターで生姜畑を耕す

トラクターの音だけが響く、静かな山間。

畑に飛来したカラス

どこからともなくカラスが飛んでくる。

「やあ、カァーくん」と私は声をかけた。

「おう!いい天気だねぇ」そう答えてカァーくんは黒い羽をパタパタと動かす。

「きょうも虫取りかい?」

「そうだよ。冬場に虫は貴重だからね」とカァーくんは微笑む。

カァーくんはトラクターが掘り起こした虫を食べにきているのだ。

「あと1か月もすれば、春だよ」

「そうなの?いまはいったい何月だい?」訊きながらカァーくんは虫を探している。

「2月下旬だよ」

「2月か……あと少しだなぁ」カァーくんは立ち止まって土佐弁を発した。「はよ、ぬくうなってもらわな、困るがねぇ」

トラクター

紅のトラクター。

その姿はフェラーリF1を彷彿とさせる。

トラクター

もしかすると、フェラーリなのかもしれないな、と私は思った。

生姜畑作成中

トラクターで耕したあとは、測量用の竹の棒で畝幅(うねはば)を計測する。

生姜畑作成中

計り終えたら、そこにロープを真っ直ぐに引く。

管理機

そのロープを足で踏んでいき、土の上につけた足跡を目印に、管理機で畑の溝を作成していく。

畑の脇の石積み

徐々に日が傾き、薄暗くなる畑。その頃にはカァーくんは飛び去り、もういない。

「カラスさえもいない、こんな世の中じゃ……」と一曲歌おうとしたが、歌っても仕方がないなと思い直してやめた。

鍬(くわ)を使い、溝に落ちた土を畝に上げる。

私しかいない畑に、ザッザッと鍬が土をこする音だけが響く。

これがいい……。

孤独に耐えられない人には到底無理だろうが、誰にも何も言われず、干渉されない時間の中で好きなように物事を動かしていける。それが個人農業の魅力である。

「8割方完成。残りはあしただな……」

静寂の中で、1枚目の畑ができあがろうとしていた。

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竜一

1982年生まれ。高知で農業経営しています。食べ歩きが好きで飲食店が好き。飲食にたずさわる人が好き。農業と高知のグルメ情報をまとめたサイト「生姜農家の野望Online」を運営。農業や生姜などの野菜のこと、大好きな飲食店を知ってほしくて書いています。[お問い合わせコチラ]

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