【農業】「農機の使い方」あえて機械に「使われる」という選択。

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あえて機械に使われる、という選択。

管理機で生姜畑を作る

人間はどうしても「人間様」という考え方になりがちだけれど、機械のほうが優秀であることも多い。

たとえば畑を成形するときに使う「管理機」。

これは下部についた刃で、土を両側に跳ね上げて畑の溝をこしらえていく機械だけれど、人間がどんなにがんばって鍬(くわ)を使っても、管理機ほどの速度で畑を作ることはできない。

土を鍬にのせて両側に寄せようとすると、土が重くて息が切れるが、疲れ知らずの管理機は長時間にわたり土を跳ね上げ続けられる。

このような機械ならではの"無尽蔵のスタミナ"は人間には真似できないものがある。

機械を使おうとしてはいけない。彼らのほうが優秀なのに「使う」だなんて、おこがましいのだ。

しかし機械は自らの意思を持たない。

土を跳ね上げ続ける優秀な管理機を、上手に「エスコートする」のが人間の役割だ。

スターウォーズ風に言うと……

使うのではない、導くのだ。

管理機に限らず、トラクターや生姜の収穫機などの機械でもまったく同じ考え方で、私は常に機械をエスコートしようとしている。

農業を始めたばかりの頃は、機械を使おうとしてばかりで、ちっとも上手に使えなかった。

そこで毎日思考をアップデートし続けて、たどり着いた答えが「農機のエスコート」だったのだ。

以前、競馬の有名騎手が「馬に乗る際に気を付けていることはありますか?」

そんな質問に、「馬の邪魔をしないように心がけています。馬は人間が乗っていなくても速く走れるんです。ただ競馬という競技はスタートしてからゴールまで走らなければならないから、ゴールまで適切な速度とコースを走れるように導いている

そのように答えているのを聞いたことがあるが、農機をあつかうのも似た要素があるように思う。

たとえば草刈り機においても、草刈り機を使って草を刈るのではなく「草刈り機に刈ってもらう」そんな姿勢でやると人間も疲れないし、草刈り機も壊れにくい。

すでに、かなり機械化が進んでいる現代農業。

機械を俺が使ってやるぞ!
……ではなく機械に働いてもらえば、じつはいたって楽に農業できるのだ。

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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