『土佐の食1グランプリ』なるものが、
南国市で開催されると、風の便りに聞いた。
なんでも高知県下16市町村、
24品目のご当地グルメが一同に集って、
人気投票をしたりするイベントのようだった。
チラシに掲載された品々の画像を見ながら、
内心、興奮。
<うわぁぁあああ・・・なんだこれ・・・!美味そう・・・!
ヨダレが滴り落ちる・・・!ムラムラする・・・!>
当日、『高知大学医学部』の臨時駐車場に車を置いて、
そこからシャトルバスに乗って、
会場である『高知県立歴史民族資料館』へと向かった。
バスに乗るのは、
去年の『奥物部湖湖水祭』以来だったから、ちょっとだけワクワク。
<やったぁぁあああ・・・!
・・・!バスだぜぇぇえええ・・・!>
5分ほど揺らて、会場到着。
見ろっ・・・!
人がいっぱいだ・・・!
あっ・・・!
たたきバーガーがある・・・!
竜一・・・!
速攻・・・!
たたきバーガーに・・・!
飛び付くっ・・・!!
ふんがー・・・!
『カツオのたたきバーガー』
<すげぇ・・・!
これホントにタタキが・・・そのまんま入ってやがるっ・・・!>
売っていたおばちゃんは、
たたきバーガーの攻撃力を熟知しているようで、
「えぇ!って思うかもしれんけんど、食べたら美味しいの・・・!
だから、いっぺん食べてみて・・・!」
と、何度も何度も連呼していた。
パクっ・・・!
食べみた味。
想像と全然違う。
<もっと・・・魚とパンが対立し合うかと思ったら・・・!
意外と仲良し・・・!>
<掛かっているマヨネーズ系(?)のソースが・・・!
上手く仲を取り持っている・・・!>
<ビオスおおがた・・・!
普段はそこで売っているのかな・・・!>
<そういえば・・・俺・・・!
四万十市にうどんを食べに行った帰り・・・!
ビオスおおがたでトイレ休憩をした気がする・・・!>
その後、さらに人がドンドンと増えて行く会場内。
人混みの中をコソコソと歩いていると、あった。
『めでタイうどん』
入っているのは・・・!
誰が見ても・・・たい焼き・・・!
たい焼き・・・!
たい焼き・・・!
圧倒的っ・・・!
たい焼き・・・!
テンションあがるぅぅううう・・・!!
うりゃあ・・・!
麺、クニュクニュ系。
甘めの出汁とのコラボレーション。
最初は・・・餡子が入っているのだと思っていたわ・・・。
でも・・・アナタはそんじゅそこらのたい焼きじゃあ無かったのね・・・。
なんと・・・!
ニラとシメジがインストールされていた・・・!
こ の パ タ ー ン で す か ・・・!
こ の パ タ ー ン で す か ・・・!
<うどんの中にたい焼きの時点で・・・度肝を抜いているのに・・・!
さらに中身をNO餡子にして・・・再度の度肝抜き・・・!>
<凄まじい・・・!
裏の裏の裏を衝く・・・圧巻の攻勢・・・!>
会場に着くなり食べた2品の攻撃力に、もうフラフラ。
K.O.寸前。
おぼつかない足取りで歩いていると、あった。
『シカドッグ』
<パンに挟まれているソーセージが鹿肉で出来ているのかなぁ・・・!
鹿肉は・・・それこそ奥物部湖水祭で食べた鹿バーガー以来だぜっ・・・!>
美しい彩。
それを・・・ガブリッ・・・!
ガブリッ・・・!
ガブリつく・・・!
瞬間。
覆っていたソーセージの衣から弾け飛び、
口内に広がる・・・!
獰猛なる・・・!
鹿・・・!
ブリンブリンしてやがるっ・・・!
やはり鹿肉独特の香りがするけれど、不快に感じる匂いではない。
軽やかな食感のパン。前述のブリンブリンソーセージ。
そこにタマネギが入ることでシャキシャキとした食感のアクセントを生み出している。
<おおぉ・・・!完成度たけぇ・・・!
なんだか俺・・・!鹿になれそうな気分だぜっ・・・!>
自分でも何を言ってんだかよく解らない感想を述べながら、シカドッグを堪能した竜一。
その後、ドキをムネムネと高鳴らせながら、並んでいた。
あの・・・幻をいただくために・・・。
(後編に続く・・・!)
『土佐の食1グランプリ 後編』
お好きな呪文を唱えながら押して下さい。♪~(´ε` )