全世界に1,000店以上。世界一の店舗数をほこるうどんチェーン「丸亀製麺」。
定期的に投入される「期間限定メニュー」は、丸亀製麺の特徴のひとつで「こんなうどん、よく考えられたなぁ」と驚くものもあります。
今回は、その丸亀製麺がこれまでに発売してきた「期間限定メニュー」を、おすすめ順のランキングにしてまとめました(完全な個人的ランキングです)。
丸亀製麺の期間限定メニューは、期間が終わっても1年くらいすると再登場する確率が高いですから、見かけたら、ぜひ!
丸亀製麺の期間限定うどんメニューランキング!
11位:ごろごろ野菜の揚げだしうどん
2017年10月24日〜12月初旬まで販売されていた「ごろごろ野菜の揚げだしうどん」(並620円)。
ごろっと大きな3種の根菜(大根、ニンジン、サトイモ)と、肉厚の鶏肉を使ってるから、もうほとんど野菜畑なんだよね。
野菜畑に鶏がやってきた、そんなうどんだよ!
具材は出汁で一度煮て味を染み込ませてから衣をつけて揚げ、さらにかけ出汁でもうひと炊きして仕上げられていて、手が込みまくり!
麺が見えないほどの、たくさんの具材で埋め尽くされたそれは、もうほとんど煮物!
煮物とうどんが合体した…そんな様相で、あるいは「鍋」のようでもある!
10位:満福かに玉あんかけうどん
2017年12月5日~2018年1月下旬まで販売されていた「満福かに玉あんかけうどん」(並690円)。
紅ズワイガニのほぐし身が入った卵あんかけに、カニミソがかかったうどん。
「カニミソが入ったうどんとはめずらしい!」と生まれる前からカニミソ好きの私は歓喜して食べに行ったんだ。
でも実際は思ったほどカニミソがかかっていなかったのが残念……。
それでも温かいあんかけうどんは、冬場にピッタリのうどんで、これを食べれば使い捨てカイロは必要ない!
むしろ………
満福かに玉あんかけがカイロだ!
「ワシがお主を温めてやるよ、はっはっは」
「満福かに玉あんかけうどん」がそう言っているように、私の耳には聞こえた。
9位:こく旨豚しゃぶぶっかけ
2017年6月13日~7月下旬まで販売されていた「こく旨豚しゃぶぶっかけ」(並620円)。
水菜とオニオンスライス、タマネギの甘酢漬けに豚肉と温泉卵がのせられたうどんで、「からしマヨネーズ」あるいは普通の「マヨネーズ」、どちらで食べるかを注文時に選べた。
具材の上からかけられた、ニンニクの効いた"こく旨ダレ"でパンチを効かせ、マヨネーズが濃厚さを演出している。
野菜でサッパリしたと思えば、マヨネーズの濃厚さに包み込まれ、こく旨ダレのパンチで張り倒される、トリプルコンボの仕様。
むしろ………
張り倒してください!
そのうどんで私を……!
そう嘆願してしまう「こく旨豚しゃぶぶっかけ」は、「サラダうどん」的に食べられる1杯である。
8位:旨辛肉つけうどん
2017年6月13日~7月下旬まで販売されていた「旨辛肉つけうどん」(並690円)。
割り下で焼いた牛肉を、ラー油入りのピリ辛ダレにつけて食べる夏向きのうどん。
ほかのメニューより麺量が多く、並で1.5玉の設定!
暑い夏にスタミナを付けてほしいという、丸亀製麺の心意気に違いない。
ピリ辛ダレには温玉が入っているが、温玉を溶いてもなお、味はかなり濃いめ。やわらかい牛肉、強力なピリ辛ダレ。夏の暑さも吹き飛ぶ圧倒的攻撃力!
「並で1.5玉なんて食べられないよぉ」などと言いながら、間違えて大(2.5玉)を注文。
後述する「カツ丼」とのセットにしてしまい、
「ああ!しまった!なにやってんだ!」と慌てたが、結局は余裕で完食。
夏の暑さは吹き飛ばしたが、私のお腹にはたくさんのぜい肉がついたに違いない一品。
7位:タル鶏天ぶっかけ
2017年7月20日〜9月初旬までの期間限定で販売されていた「タル鶏天ぶっかけ」(並640円)。
* 2018年も5月29日〜7月上旬まで再販決定!
揚げたての鶏天にタルタルソースかけた大ボリュームのメニュー。もも肉を使用した鶏天には、ソースに合うようユズで下味をつけて揚げているという。
タル鶏天がのったうどん、そんな様相は「おかずうどん」といえる世界観。
ぶっかけ出汁にタルタルソースが溶け出し、うどんの新世界を魅せている。
ランキングは7位にしたが、これがもっとも驚いたメニューかもしれない。
主役であるはずのうどんを、タル鶏天が押しのけ、その座にドッカリと鎮座する。
食べていると、たまにうどんを見かけて「あれ?そういえばこれ、うどんだったな」と、うどんを食べていることを時々思い出す、とにかくうどんの存在感がなさすぎる1杯。
そのくらい鶏天が巨大なのだ。しかもジューシーでおいしい。
うどんを食べていて、これほどまでにビールが欲しくなったことはない。
酒のツマミになるうどんである。
6位:だし玉肉うどん
2015年3月18日〜5月下旬まで販売されていた「だし玉肉うどん」(並590円)。
* その後に2016年1月27日〜4月上旬まで「だし玉肉づつみうどん」として、紅生姜をのせた仕様に変更して再販された。
注文を受けてから各店舗で手焼きする、出汁巻き玉子の中には、うどんに使うかえし醤油で甘めに炊いた牛肉と揚げが、たっぷり詰まっている。
大根おろし、おろし生姜、山椒をかけて食べる。
出汁巻き玉子がのったうどんとはめずらしいが、なかなかおいしかった。
前述の「タル鶏天ぶっかけ」同様、「おかずうどん」といえる一品。
「とろっとろのあんかけ!ふわっふわの出汁巻き玉子!そこにうどんが沈んでいる……」
こんなお風呂があったらいいなぁ、を実現したうどん。
5位:鴨ねぎうどん
2017年1月11日〜3月上旬まで販売されていた「鴨ねぎうどん」(並620円)。
* 2018年は1月30日〜3月中旬までの販売だった。
注文を受けてから、鴨肉と焼きネギを専用の出汁で煮てのせたうどん。2018年は同時に「鴨肉たっぷりカレー南蛮」(並670円)も販売されていた。
大きな白ネギが、"鴨にカモーン"されて寄ってきた、客の心をつかむ。
白ネギの大きさは、幸せの大きさ。
客側としても満足度の高い1杯。
4位:牛すき釜玉
初登場時は2016年9月14日~10月下旬までの限定販売だった「牛すき釜玉」(並640円)。
数多くの限定メニューを開発されてきた、丸亀製麺史上最大のヒット作で、過去最高の販売数を記録したという品。
その後に何度も再販されていて、2018年は4月2日から4月下旬まで期間限定販売されていた。
牛肉がのった釜玉うどんの食べ方、といえば「肉釜玉」が有名だが、丸亀製麺の「牛すき釜玉」は甘辛い割り下で焼いた牛肉をのせているため、肉釜玉よりも「すき焼きうどん」といった味わい。
丸亀製麺が得意な「牛肉」を使用したうどんで攻撃力高め。食べれば人気の理由がわかる1杯。
このうどんがヒットしたことで、当ブログ「生姜農家の野望Online」のアクセスも爆発。うどんもおいしかったし、いろんな意味でおいしかった(……黒っ!笑)。
3位:あさりうどん
初回は2016年4月6日〜5月中旬まで販売されていた「あさりうどん」(並590円)。
その後は毎年春に再販され、2018年は3月13日〜4月上旬までの限定販売だった。
大量のアサリとワカメを合わせたことで、出汁に海の旨味が溶け出している。
うどん界のボンゴレビアンコ。スープスパゲッティのような1杯。
こういったチェーン店で出される場合、シジミと見まごうほど小さなアサリが使われることが多いのだが、丸亀製麺の「あさりうどん」においては、そんなことはまったくなく、大ぶりのアサリが使用されていたのが印象的。
2位:肉たまあんかけうどん & 親子あんかけうどん
2016年11月2日~2017年1月中旬まで販売されていた「肉たまあんかけうどん」(並590円)。
その後に前述の「満福かに玉あんかけうどん」の新発売と同時に、2017年12月5日~2018年1月下旬までの期間限定で再販された。
卵あんかけに牛肉が入ったうどんである。
2016年の登場時には、鶏肉が入る仕様の「親子あんかけうどん」の販売もされていた(特定店舗限定?)。
丸亀製麺の限定うどんは、かなりの亜種系もある中で、比較的正統派の一品。
あんかけで温まる、寒い冬に最適なうどんである。
1位:牛とろ玉うどん
そして1位!
初登場は2016年だった「牛とろ玉うどん」(並690円)。
その後に何度か再販されていて、2018年は4月17日〜5月28日までの販売だった。
特製のかえしを染み込ませた牛肉を、注文を受けるごとに焼き、提供する直前に盛り付ける。
たっぷりの山芋とろろと温泉卵が入り、スタミナ満点の1杯。
レギュラーメニューとしてある「とろ玉うどん」に牛肉をのせたマイナーチェンジ仕様であるからこそ、大きく外さないし、元々ある「とろ玉うどん」のパワーを最大限に強めている。
食べれば……
あすへの活力がみなぎるうどん!
「うどんとは本来、元気の源なのだ……」
牛!卵!山芋……!
どう考えてもパワーがつかないわけがない!
私は人間ブルドーザーだ!
……そんな気さえしてくる。
食べれば元気になれる具材ばかりをのせた「牛とろ玉うどん」は、丸亀製麺の期間限定メニューの中でも最強の1杯なのである……!
そのほか丸亀製麺の期間限定うどん
大海老天うどん
毎年、年末年始限定で販売されている「大海老天うどん」(並590円)。
2017〜2018年は、12月28日〜1月8日までの期間で販売されていた。
うどんの本場・讃岐の文化に、白いうどんに紅い具材を添えて縁起のよい「紅白」として正月に食べる「年明けうどん」と呼ばれるものがある。
そんな中で、この「大海老天うどん」は、かけうどんに、紅いエビ天と、梅干し、カマボコが入り、まさに「丸亀製麺の年明けうどん」といえる仕様となっている。
ラフテーうどん
2017年1月1日〜1月9日まで、わずか9日間のみ販売されていたのが「ラフテーうどん」(並690円)。
沖縄地方で正月料理の一つとして親しまれている豚肉の角煮「ラフテー」を、あんかけうどんの上にドンブリからはみ出るほどの迫力でのせた豪快な一品。
2018年は再販されず、現状は「幻のうどん」となっている。
クラムチャウダーうどん
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1/16放送「有吉弘行のダレトク!?」でクラムチャウダーうどん復活決定😋🎉
※一部店舗除く販売開始は1/24より
フォロー&RTしてくれた方に抽選で釜揚げうどん無料券が当たります👩🍳💌
詳細はこちら → https://t.co/tMIUn8PDKa#ダレトク #丸亀製麺 pic.twitter.com/knqsCs1JP3
— 丸亀製麺【公式】株式会社トリドールHD (@UdonMarugame) 2018年1月16日
関西テレビ放送の番組「有吉弘行のダレトク!?」の特集「没メニューレストラン」で選ばれ、復活販売が決定したメニュー「クラムチャウダーうどん」(並690円)。
2018年1月24日(水)~1月30日(火)まで1週間限定で販売されていた。
クラムチャウダーにうどんを入れるという斬新な発想で開発された一品。攻めたメニューが多い丸亀製麺の期間限定うどんだが、中にはボツになってしまうメニューもある模様。
一度はボツになってしまったメニューとはいえ、販売されるとネットの評判は上々だった。
丸亀製麺の期間限定ごはんメニューランキング!
3位:牛とじ丼
店舗限定&期間限定で販売されていた「牛とじ丼」(税込450円)。
私は2018年1月に高知県の高知高須店で食べた。
丸亀製麺らしい濃い味付けは、あっさりした「ぶっかけうどん」などと組み合わせると、ちょうどよいバランス。
2位:親子丼
店舗限定で販売されている「親子丼」(並390円)。
元々は提供店舗が少なかったが、口コミで評判が広まり、現在では多くの店舗で販売されている(私の最寄りの店舗ではメニューから消えたり、また載ったりを繰り返している)。
前述の「牛とじ丼」同様、濃いめの味付けで、あっさりしたうどんと組み合わせて食べるとよい雰囲気。
1位:カツ丼
ごはんもの1位は、カツ丼!(490円)
おそらくはこれも店舗限定&期間限定メニューで、私が食べたのは2017年7月。前述の「旨辛肉つけうどん」が販売されていた頃だった。
やはり濃い味付けで、ガツンとした強い味。
たとえるなら、
豚が突進してきた。
そんな味である。
突進してきた豚を抱いて、
「ああ、豚さん大好きだよ、パクパクパク」
……なんて、ありがたく食べたい、丸亀製麺の「カツ丼」は豚のパワーがもらえる最高の1杯。
丸亀製麺の期間限定メニューまとめ
いかがだったでしょうか。
丸亀製麺の期間限定メニューには、いろんなうどんがありますね。
これまでに数千玉のうどんを食べ歩いてきた私、竜一ですが、丸亀製麺でしか見たことのないうどんもあります。
既存のうどんの概念に縛られない自由な発想、これこそが丸亀製麺の期間限定メニュー最大の特徴でないかと思えます。
そして、そのうどんたちを見ていると、うどんの世界がドンドンと広がっていっている気がするのです。
いつでも会えない、丸亀製麺の期間限定メニューたち。
「今度はいつ会えるのかな」
そんな遠距離恋愛のような日々が続きます。
「肉たまあんかけに電話してみようかな……」
果たして出てくれるでしょうか。
うどんへの愛が通じたとき、きっと会えるはず……。
お相手は、おはようからおやすみまでうどんを見つめる、竜一(@Ryu_wld7)でした。