美味しい。
美味しくない。
食べに行くうどん屋さんを決める時に、
"旨さ"は重要な判断材料なのだけど、
『入り易さ』
これもまた、
とても大きな要素のひとつである。
その点では、
この店。
圧倒的に、入り易い。
『手打ちうどん たも屋 南国店』
<セルフ>
待たなくて良い。
<店内が広い>
他のお客さんに気を使わなくて良い。
このことは、"入り易い"という心理的感覚を生み、
私のような小心者でも、気軽に簡単に入れるのであります。
この日。
入店したのは11時30分頃。
早めの時間だと思ったのだけど、
既に店内には、スーツに身を包んだお昼休みのサラリーマン風の男性が多い。
作業着を着た人達もいる。
それはまるで、社員食堂のよう。
休みで、私服。
チャラ男風、全開な竜一。
あれ・・・。
アタシ、浮いてないよね?
と疑心暗記しながら、カウンター越し。
おばちゃんに注文する。
「ひやひや特大で!」
元々の声が小さいから、
何処の店でも同じなのだけど、
注文する時に聞こえるようにと、
少し頑張って声を張り上げる。
・・・喉が痛い。
でも、
頑張った分だけ応えてくれる。
それが、
俺達のたも屋。
『ひやひや(特大)』
ま た ひ や ひ や か !
その通り。
前回から2大会連続、ひやひや。
(前回のたも屋の記事はコチラ→ 『手打ちうどんたも屋南国店 ひやひや』)
ただ、前回はちく天だったけど、
今回は、ゲソ天をトッピング。
ちく天でも、金。
ゲソ天でも、金。
これが今回の目標である。
たも屋の麺の表面には、
よく見ると小さなデコボコがある。
このデコボコが、ドンブリの中にある出汁を絡めに絡めて、
総動員してくるのだ。
突き抜ける、冷たい感触。
ヒンヤリ。
脳ミソ凍って、南極点。
見える・・・!
見えるぞ・・・!
ドンブリの中に、
昭和基地が!!!!!
ほら!
ほら見て!
アッチにはアザラシが!
その時、聞こえる。
うどんの女神の声。
竜一!
それアザラシちゃう!
ゲソ天や~!
前回より、少し濃く感じた出汁。
麺は、時間が早かった為か、
コシというより麺そのものが、
いつもより固く感じられた。
だけどこの、訪れる時々の微妙な味や食感のムラ。
これがまた、ウキウキワクワク。
楽しめる要素なのである。
私にとって、たも屋は、
気軽に入れるテーマパーク。
◆ 手打ちうどん たも屋 南国店
営業時間/10時30分~14時30分
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有
(ひやひや280円、かけ200円、ぶっかけ280円、釜たま330円、カレーうどん380円など。
大は100円増し、特大は200円増し)
手打ちうどんたも屋南国店の場所