うどん屋でもラーメン屋でも、月日と共に、次第に味が変化して行く。
そんなことが、ありますよね。
一度行って、「美味しい!」と思ったのに、
数ヶ月経ってもう一度行ってみると、「あら?」と思うこともあれば、
逆に、「まぁ、こんなもんかな?」という程度にしか思っていなかった店が、
「こんなに美味しかったっけ!?」と言うほどに、進化を遂げていることもあります。
『らーめん工房 りょう花 南国店』
ここに来るのは久しぶり。
前に来たのがいつだったかは覚えていないけど、
おそらく、一年以上は来ていなかったと思う。
店の外観の写真を、先に撮ろうか後で撮ろうかと迷っていると、
店の中から、「ハイ!」だの「ヘイ!」だの、
威勢の良い男達の声が聞こえてきた。
と・・・とりあえず入ろう。
入り口の自動ドアの前に立つか立たないかのタイミングで、
中から女性店員さんが、「いらっしゃいませ~」と、ドアを開けて案内してくれた。
思わず、心の中で叫んだ。
「お前、いつからそこで待っていた!!」
最近、店員さんに入り口で待っていてもらえるような高級な店で食べることが無いから、
無駄に興奮した。
「ラーメンですか!お好み焼きですか!」
「お好み焼き!?」
と思いながらも、
「すき焼きで!」
とジョークをかます余裕も無く、
「ラララ・・・ラーメンで!!」
と答えてしまう。
「何をやっているんだ!俺は!」
と自己嫌悪に陥りながら、席に座る。
どうやら、いつの間にか奥に、お好み焼きを焼けるスペースが出来ているようだった。
結構お客さんも入っているように見えるりょう花が、
何故お好み焼きに走ったのかは、知る由も無い。
『塩つけ麺(大盛り)』
麺の脇に添えられた柚子胡椒。
スープの中には、ドボンとチャーシューが浸かっている。
他のメニューよりも、数段太い麺。
煮干の出汁、香りが効いているスープ。
その圧倒的なスタイルから放たれる、麺と出汁。
噛めばアルデンテ。
飲めば煮干。
アルデンテが煮干を連れて来る大胆ショットに、
柚子胡椒のド迫力!
本当に、頭が下がる思いです。(←
そしてやはり、りょう花看板メニューは、この、特塩シリーズでしょうか。
『特塩チャーシューめん』
『焼豚丼(小)』
焼豚のタレが生卵と絡んで、そのままご飯をも包み込む連係プレー。
中日ドラゴンズでいうと、井畑!荒木!ブランコ!と送球して、ダブルプレー!
のイメージ。
実は、一年以上前に来た時には、
「まぁ、こんなもんかな?」
という程度にしか思っていなかった『りょう花』
久しぶりに行ったら、とても美味しく感じて、
車中で旨さの記憶を蘇らせながら帰ったのでした。
P.S. りょう花のホームページによると、夏頃、高知に新店舗が出来るようです。
【追記】 りょう花高知インター店!6月27日にオープンする模様。
◆ らーめん工房 りょう花 南国店
営業時間 11時~15時・17時~22時
定休日 火曜日
駐車場 18台
らーめん工房りょう花南国店の場所