【閉店】手打ちうどん とがの藤家 エピソード3/幸福の重量

2011.01.31

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【閉店】手打ちうどん とがの藤家 エピソード3/幸福の重量

2011.01.31

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ド迫力の特盛。
その攻撃力に圧倒される竜一。

だが、注文した以上は完食しなければならない。
それが"特盛チャレンジャー"の掟。

竜一は、目の前にそびえ立つ『釜あげパスタ』の白い頂を、
一歩一歩、登り始めた・・・。

手打ちうどんとがの藤家 釜あげパスタ 麺アップ

バターと小麦の香り、
重なり合って攻めてくる、モッチモッチの釜あげ麺。

本当に、つきたての餅を麺にしたかのような食感で、
噛んだ瞬間は、ふんわりと優しく、芯に迫るに従って、
グングンと餅っぷりを強める。

持ち上げると、麺同士が絡み合って非常に重く、
割り箸が手の親指と人差し指の間に食い込んで、

痛い。

だが、竜一。
この時、感じていた。

手が痛くなるほど大量のうどん・・・!

一本一本に・・・
藤家の魂、息衝く麺を噛み締める・・・!
それ・・・すなわち・・・!

幸せを噛み締めるということ・・・!

麺の重さは・・・!
幸せの重さ・・・!

幸せは重いっ・・・!
ジンジンするっ・・・!

手打ちうどんとがの藤家 たら~り

そして、出汁醤油(?)を垂らして、
混ぜ・・・ようとする・・・のだけれど・・・。

手打ちうどんとがの藤家 釜あげパスタ(特盛) 混ぜる・・・!

瞬間。
しなる、割り箸。

初めて感じた、
その感覚。

箸が・・・折れそう・・・!

とにかく、ひたすら私は食べ進めた。
潜水艦で海の中に潜って行くかのように、
底へ・・・底へと・・・。

手打ちうどんとがの藤家 釜あげパスタ 底に・・・!

やや・・・!

船長・・・!
ドンブリ最深部に何か・・・!
赤いものが見えます・・・!

「うむ。では例の技を使え」

了解しやした・・・!

秘技・・・!
うどん天地返し・・・!

渾身の力で・・・!
混ぜる・・・!

底の麺を・・・!
混ぜ上げる・・・!

手打ちうどんとがの藤家 釜あげパスタ 麺アップ2

船長・・・!
分かりました・・・!
この赤の正体は・・・!

明太子ですっ・・・!

そして、ツナ・・・!
ツナも入っているでありますっ・・・!

興奮・・・!
船員・・・マジ昇天・・・!

いっぱい出てきた~♪

しかし、歓喜はそこまで。
その後、展開されたのは、

バターでバターを洗うような、
壮絶なまでの死闘。

7割ほどの量を食べた頃・・・!
麺が目から出てきそうだった。

8割ほどの量を食べた頃・・・!
麺が耳から出てきそうだった。

9割ほどの量を食べた頃・・・!
麺が普通に口から出てきそうだった。

幸福の境地で、
愛は、量を超えた。

手打ちうどんとがの藤家 釜あげパスタ(特盛) 完食・・・!

ごちそうさまでした。(;ω;)

ちなみに、とがの藤家には、
こんなド迫力のメニューもある。

手打ちうどんとがの藤家 やさい天うどん(中盛)

『やさい天うどん(中盛)』

斗賀野トンネル。
抜けた先にたしかにあった。

うどんがタラフク食べられる、夢の世界が。

手打ちうどん とがの藤家

◆ 手打ちうどん とがの藤家
営業時間/11時~17時(麺切れまで)
定休日/火曜日
営業形態/一般店
駐車場/その辺

(釜あげパスタ700円、やさい天うどん550円、中盛50円増、大盛100円増、特盛200円増など)
『手打ちうどんとがの藤家』の場所はココ!

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