よし乃 前編/手書きの真心

投稿日:2011.04.30 更新日:

「倍プッシュだっ・・・!」

黒潮うどんを出た竜一は、そう叫んだ。

『うどん → 倍 → プッシュ!』
つまり、『うどん → もう一杯 → 食おうぜ!』
という意味である。

勿論、最初からそのつもりだった。
そのつもりだったからこそ、黒潮うどんで『大』を自重して『中』を注文したのだ。

実は、今回土佐市を訪ねるにあたっては、二つの目的があった。

一番の目的は、
黒潮うどんで、前回、量が少なくて堪能し切れなかった一杯を、
もう一度食べ改めてみたいということ。

そして、もう一つの目的は、
まだ行ったことが無い、土佐市のうどん屋さんに行くこと。

どうせ滅多に行くことが出来ねぇ土佐市まで行くのなら・・・!
知らぬ店にも行ってみたい・・・!

そんなわけで、『土佐市のうどん屋』脳内検索していると、
ある店の存在を思い出した。

その店を初めて発見したのは、『とがの藤家』の帰りだった。

「どうせ暇だから・・・」と、
高速道に乗らずに一般道を社会見学気分で走っていると、
喫茶店風の店の前に『うどん』と書かれたのぼりがパタパタと揺れているのが見えた。

<うどん・・・!?
けどこれ・・・誰が見ても喫茶店だろうがっ・・・!>

などと失礼なことを思いながら、
その時は、通り過ぎた。

しかし、それから幾ばくかの月日が経とうとも、
私の脳裏にそのうどん屋の記憶は残り続けた。

時は満ちて、今回。
満を持して向かう。

うどん倍プッシュ・・・!

よし乃

『よし乃』

黒潮うどんから車で5分ほどの近距離。
時刻は、12時を僅かに過ぎていた。

駐車場には数台の車が並ぶ。
何故だか、県外ナンバーの車が多かった。

建築が変わっていて、奥の方だけ三階建てになっている。
渡辺篤史に是非行って頂きたい造りである。

よし乃 店の前の日替わりうどん定食!

中に入ろうとすると、くたびれたノートに、
本日の『日替わりうどん定食』の内容が手書きで記されていた。

これに、竜一。
胸がキュンキュン。

手書きだから伝わる想い・・・!
手書きだから伝わる真心・・・!

圧倒的・・・筆圧・・・!

手書き・・・!
いやぁ・・・素晴らしいですねぇ~・・・!

なるほどぉぉおおお!

渡辺篤史のように納得しながら、
引き戸を開けて、中に入る。

男性ばかり、作業服姿の人達が10人ほどイスに腰掛けて、
うどんをすすったり、雑誌を読んだりしている。

店の方らしき人は見当たらない。

<あ・・・!あの・・・
お客さんですよぉ・・・>

心の中で発するも、
当然、誰にも聞こえない。

(後編へ続く・・・!)
後編はコチラっ・・・!
『よし乃 後編/アルプスの初体験』

予告していた日より記事のアップが遅れてしまいました。
当方、圧倒的・・・遅筆・・・!なものでご理解下さい・・・。(;ω;)

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竜一

1982年生まれ。高知で生姜農家をしています。うどんをかぶって寝たいほどうどんが好き。ラーメンとカフェも好き。これまでに食べ歩いた飲食店は数千件。高知のグルメ情報はおまかせください。農業家/ブロガー/農業界のうどん野郎/農業は生姜一本で稼いでます。

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