集めろセブン! 家 → 道の駅・あぐり窪川

2012.12.18

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集めろセブン! 家 → 道の駅・あぐり窪川

2012.12.18

集めろセブン!リンク・・・!
『家 → 道の駅・あぐり窪川』 ~ 『道の駅・四万十とおわ(台紙のハードル)』
~ 『道の駅・四万十とおわ(3枚のレシート)』 ~ 『道の駅・四万十とおわ(渇望の台紙)』
~ 『虹の森公園まつの → 森の三角ぼうし』 ~ 『道の駅・みなとオアシス・きさいや広場 → 道の駅みま』


雨上がりの朝だった。

私は布団に包まったまま、
開ききらない目蓋に力を入れて、
窓のほうを見た。

カーテン隙間から、
青く暗い光が漏れていた。

<もうちょっとしないと・・・
夜・・・明けないな・・・!>

私は首を左右に傾けて、
首のスジを伸ばしたりしながら考えた。

<今日一日・・・何しよう・・・!>

生姜の収穫が終わってからも、
案外、忙しくて、あまり休めていないので、
降雨の翌日になることがわかっていたその日は、元々休む予定でいた。

<喉・・・渇いたな・・・!
コーヒーでも沸かそうか・・・!>

予定のない真っ白な一日を、
いかにして過ごそうかと思案しながら、
布団から這い出て立ち上がった。

すると突然・・・!
私の心に火が付いたッ・・・!

「よし・・・俺は今から・・・!
スタンプラリーへ出かけるっ・・・!」

すぐさま出かけたかったのだけれど、仕度に手間取ったことと、
パソコンを開いて「Yahoo!ニュース」を熱心に読んでしまったことが災いして、
結局、家を出るころには、9時半が近付いていた。

<あぁァァァっ・・・!
オチオチしてたら昼になっちまうゥゥゥ・・・!
なにをやってんだ・・・俺は・・・何をよぉぉぉ・・・!>

とにかく、高級な軽自動車に乗り込んで、
急いで慎重に慌てながら丁寧に、車を走らせた。

四万十町へっ・・・!

<ラリーするぜっ・・・ラリー・・・!
スタンプラリーなんて、あの"うどんスタンプラリー"以来だぜっ・・・!>

数日前の新聞に載ってたんだ・・・!

高知県西部の四万十町・・・!
"道の駅・四万十とおわ"から・・・!
愛媛県宇和島市にかけて・・・!

国道381号線沿いを中心とした道の駅・・・!
7ヶ所を回ってスタンプを集めるという、ラリィィィ・・・!

【参加駅】
・四万十とおわ
・あぐり窪川
・四万十大正
・虹の森公園まつの
・広見森の三角ぼうし
・みなとオアシスうわじま きさいや広場
・道の駅みま

道の駅とおわ 地図

数字だけを見ると、
"たった7ヶ所"であるが、条件は過酷。

スタンプを押す台紙は、
『道の駅・四万十とおわ』でしか手に入らない。

さらに、7ヶ所すべてのスタンプを押して、
また『道の駅・四万十とおわ』へ帰ってくる必要がある。

『道の駅・四万十とおわ』にしか、
台紙を投函する応募箱が無いのである。

<"とおわ"から始めて・・・!
"とおわ"で終わらなければならない・・・!
これがこのラリー最大の特徴・・・!>

抽選で、なにか景品が当たるとされていたが、
とにかく自分自身が楽しめたらそれで良いと思えた。

もちろん、なにか当たれば嬉しいけれど・・・。

私は車のアクセルを踏み込んで、高速道路をひた走った。
前回がいつだったのか、思い出せないぐらい久しぶりの高速道路走行だった。

<うぉぉぉぉ・・・時間が無い・・・!
今日中にできるだけ回っておきたいが・・・!
いかんせん時間がっ・・・!>

今月・・・12月の初めから、
"四万十町窪川"まで延伸されたばかりの高速道路は、
片側1車線の区間が長い。

開通したばかりであることと、週末だったことも関係しているのか、
途中で完全に停止しなければならないほど混雑している箇所もあった。

それでも、なんとかかんとか窪川へ到着。

高知IC~四万十とおわまで

スタンプの台紙を手に入れるために、
とにかく先に「道の駅・四万十とおわ」へ行く必要がある。

しかしその前に・・・。

腹ごしらえっ・・・!

<お腹が空いて力が出ない・・・!>

道の駅 あぐり窪川

『道の駅 あぐり窪川』

「道の駅・四万十とおわ」は、まだ遠い。
そこで今回のラリーの参加駅のひとつでもある、
「道の駅・あぐり窪川」で、なにか軽く食べておこうという魂胆だ。

道の駅 あぐり窪川 あっぷ

建物の前で、オバチャンが、
"窪川ポーク"を使用しているという「豚串」を焼いていた。

オバチャンの手元から、黙々と立ち昇る白い煙。

<強烈にイイ匂いがするっ・・・!
おいぃぃぃっ・・・イキナリの洗礼っ・・・!
四万十町・・・恐ろしい・・・唐突に俺の嗅覚を攻めてきやがった・・・!>

しかし、何人かの人が並んでいたので、豚串は我慢。

<時間がない・・・!
並んでいる場合じゃない・・・!>

他に何かないかと物色した。
すると、カレーパンが飛び込んできた。

<はぁぅっ・・・米粉を使用したカレーパンっ・・・!
カレーパンだってぇぇぇっ・・・!>

道の駅 あぐり窪川 券売機

券売機で食券を買って、オジサンに渡す。
食券を受け取ったオジサンは、「はいよぉー!」と言いながら、
カレーパンを油の中に、「スチャッ!」と入れた。

道の駅 あぐり窪川 カレーパンと竜一

道の駅!あぐり窪川・・・!
揚げたての米粉カレーパン・・・!

道の駅 あぐり窪川 カレーパン

うまいっ・・・!

<衣サクサクふんわりモチモチ・・・カレー濃厚っ・・・!
ジワジワ染み出る油・・・これがまたイイっ・・・!>

(※ 食べかけの画像で申し訳ない・・・。
とてもお腹が空いていて我慢できず・・・撮る前に食べてしもてん!)

まだだ・・・まだ足りない・・・!
この給油量では・・・"とおわ"まで持たないっ・・・!

道の駅 あぐり窪川 豚カラくん

"豚カラくん"も・・・!
食べるゥゥゥッ・・・!

窪川特産の米豚という豚の肉を使用しているという、豚カラ。
豚の唐揚げである。

道の駅 あぐり窪川 豚カラくん 蓋を開けた状態!

大木のように力強い・・・!
ジューシィィィッ・・・!

<鶏の唐揚げとは・・・また違う食感・・・!
風味・・・!これまた染み出る油がイイっ・・・!>

(※ これまた5個中、2個を食べてしもてからの撮影!
・・・!ホンマにお腹が空いててん!)

<次に来るときは・・・!
スタンプの台紙を持って来るからね・・・!>

「道の駅・あぐり窪川」で小休止したのち、
私は再び車に乗り込んで、「道の駅・四万十とおわ」を目指し、山道を走った。

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『家 → 道の駅・あぐり窪川』 ~ 『道の駅・四万十とおわ(台紙のハードル)』
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