『東編を読む』 『西編を読む』
高知県の東と西の手打ちうどんを食べ歩こう!
という今回の旅。
まずは東の本手打ち「さかえ」を体感して、
次に、西の本手打ちを目指すこととなった。
<西の手打ちうどん屋さん・・・!
んんんッッ・・・どのお店が行こうか・・・!>
西へ車を走らせながら、
行き先を考えているとき、唐突に思った。
おでんが食べたいっ・・・!
高知県西部の風景を想像すると、
なぜか、とてつもなくおでんが食べたくなってきたのだ。
そして言い放った。
「西の手打ちうどん屋さんへ
行く前に・・・俺は・・・!」
「おでん駅へ
寄るぅッッッ・・・!」
『道の駅 布施ヶ坂』
(ふせがさか・おれのなかでは・おでんえき)
おでんへの欲望を抑えきれずに、
私は高知県西部の山の中、高岡郡津野町にある、
「道の駅・布施ヶ坂」へ到達した。
そのときの模様。
実はすでに当ブログに収められている。
こちらである!
http://ryuichiworld.blog32.fc2.com/blog-entry-1577.html
<うましっ・・・!>
そう言いながら、私は名物の「コンニャクおでん」を頬張ったが、
わざわざここまで来たのに、食べたのは、その1本だけ。
<このあと西の豪傑と闘うんだ・・・!
コンニャク1本だけにしておかないと・・・!>
牙を剥いて襲い掛かってくる
うどん屋さんに太刀打ちできなくなる・・・!
コンニャク1本しか買わなかったので、
味噌汁を無料で振舞ってくれたオバチャンに、
なんだか申し訳ない気持ちになった。
だが!
うどんを食べ歩く
ということは、真剣勝負っ・・・!
コンニャク1本での自重は、妥当に思えた。
<でも・・・せっかく津野町まで来たのに、
コンニャク1本では、さすがになにか物足りないな・・・!>
そんな風にも思って、
道の駅の敷地内にある津野町の観光案内板を見ていた。
すると、そこに「四万十川源流点」
という文字が記載されていた。
<あの高名な四万十川の源流点・・・!
しかも・・・ここから結構近いような雰囲気・・・!>
私は、迷いもせずに決意した。
<せっかくの機会・・・!
千載一遇のチャンス・・・!>
ゆくぞっ・・・!
四万十川源流点へっ・・・!
「東西!本手打!食べ歩きの旅!」は大脱線!
一路!四万十川!源流点を目指すこととなった・・・!
<源流点へ行って・・・!
そのあとに、うどんだ・・・!>
巷じゃよく言うじゃないか・・・!
うどんもいいけど、
源流点もねっ・・・!
源流点へ向けて、
ケモノ道を行く。
<これ・・・前から車が来た場合どうすればいいんだ・・・!
無理にすれ違おうとして失敗したら、どちらかが崖にブチ当たるか、
谷底に転落するか、ですよォォォッッ・・・!>
来るなよぉ・・・!
前からの刺客・・・!
結局、刺客も来ず。
大したドラマもないままに・・・。
源流点!到着!
だが、ここには碑があるだけで、
「源流点」が沸きでまくっているであろう現場へは、
さらに、ここから10分だったか15分だったか、
山の中を歩かないといけないのだと案内板に書かれている。
<えぇっ・・・!歩かなきゃいけないの・・・!?
車で源流点に横付けできるんだと思ってた・・・!
道路の脇でゴボゴボ沸いてるんじゃないのかよ・・・!>
山を歩くことなんて想定していない、
あくまで、うどんを食べることしか想定していなかった私は、
あいにく山を歩くような格好をしていない。
それ以前に・・・。
歩きたくない・・・!
<でも、せっかくここまで来たんだし・・・!
そんなに遠くない雰囲気だし・・・!
源流点まで歩いてみようかな・・・!>
そういう風にも少しは思ったけれど・・・。
<いや・・・だがしかし・・・!
ここはもう!ほぼ源流点・・・!
むしろ!ここが源流点だっ・・・!>
源流点だと思えば!
源流点にも思える!
私は流れる水を指差し!
言い放った・・・!
ここを
源流点
とするっ!!
【次回予告!】
西のうどん屋さんへ行くはずが、四万十川源流点を目指す羽目に陥った竜一。結局、山の中を歩くのは大変ですし、山を舐めてはいけない!ということで、軽装で源流点へ歩くのは断念しました。でも誰が見ても「ほぼ源流点」なので問題ないですね!
次回!ついに!うどんを食べる・・・!
(感動の西編へ、今度こそ続く・・・!)
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