『番外編を読む』 『西編を読む』
毎年、何店かのうどん屋さんがオープンする中で、
逆に閉店してしまうお店もあるものの・・・。
それでもうどん屋さんの数自体は
確実に増えてきているように思う、高知県。
しかし、「手打ちうどん」という看板を掲げていても、
実際に粉を練って麺を切る工程まで、
すべてを手作業でされているうどん屋さんは、少ないのではないか。
<一体!高知のうどん屋さんの何%ぐらいが、
"ガチ"の手打ちうどん屋さんなんだろう・・・!>
たまには・・・!
本物の手打ちうどんというのを、
食べてみたいな・・・!
普段は「まぁ美味しけりゃいいやー」と、
どこかから仕入れている麺だとわかっていても、
平気でバンバン食べに行く私だがしかし!
たまに、そういう風に、
"ガチ"の手打ちうどんを食べてみたい、
と思うわけである。
<あぁっ・・・それにしても欲しい・・・!
おうどんが・・・!手打ちのおうどんが欲しいっ・・・!>
と、なるわけである。
そこで!
今回は、正真正銘の手打ちうどん屋さんを
食べ歩こうじゃないか・・・!
むしろ・・・!
俺が打たれてしまおう
じゃないかっ・・・!
というわけで!
たくさん行くのも面倒なので、
2店に的を絞った・・・!
題して・・・!
「東西!本手打!
食べ歩きの旅!」
<相撲にだって・・・!
東の横綱と西の横綱といった具合に、
東西があるんだ・・・!>
うどんも東と西・・・!
両サイドを攻めなきゃならん・・・!
攻めなきゃならんのや・・・!
まずは!
東から攻める!
東の手打ちといえば!
やはり!ココッッッ・・・!
『本手打ち 讃岐うどん さかえ』
混雑することが、
わかりきっている12時台を避けた時間帯。
一瞬の隙を突いて!入店!
<いやはやいやはやいやはや・・・!
相変わらず大盛況でございます・・・!>
中央の、十名ほどが相席して座る仕様になっている、
木の大きなテーブル席が数席ほど空いていたので、そこに腰を下ろす。
混雑時の「さかえ」
蚊の羽音ほどしかない私の声量では、
店員さんを呼ぶことが、
事実上不可能となってしまう危険がある。
つまり!
<速攻で注文しなきゃ・・・!
永久に食べれなくなるっ・・・!>
さかえのうどんメニューは、わずかに5種類。
私は、そのすべてを完全に記憶している。
迷いもしない!
迷っている時間などない!
女性店員さんが水を持ってきた、
その瞬間に!ドモリまくりながら注文!
「かっかっかっかっかっかっかっ・・・!
釜玉の大で・・・!」
注文!成功!
『かま玉(大)』
<およよよよよォォォッッ・・・!
男らしい・・・!見るからに!強そう・・・!>
厨房の様子が、
そのまま見える「さかえ」
茶髪の若者が麺を打っている。
イケメンである。
奥の釜の前に、
以前まで麺を打っていた大将がいて、
麺を湯掻いている。
釜の中の白い麺を、
箸で回して泳がせる後姿に、
歴戦のツワモノの貫禄が漂う。
<ほむほむぅぅぅッッ・・・!これはもう・・・!
若い人に麺打ちを任せたということなのかな・・・!>
イケメンが打つうどん!
まさに"イケ麺"・・・!
大将が打ったうどんも何度も食べたけれど、
自分の感覚では、味や食感の違い、わからず!
<前より柔らかめの麺に・・・
なっているような気もするがしかし・・・!
くるっ・・・くるっ・・・攻撃力っ・・・!>
圧倒的・・・!
アルデンテ・・・!
<いやぁっ・・・!
うどん!いっぱい入ってて!お腹も張るし!
イケ麺バージョンの"さかえ"!ギュンギュンくるっ・・・!>
こうして無事!東の本手打ちを
お腹に収めた私は、目指した。
次なる豪傑!
西の本手打ちをっ・・・!
◆ 本手打ち讃岐うどん さかえ
(高知県香美市土佐山田町北組西466-1)
営業時間/11時~麺切れまで(閉まる目安は14時ぐらい)
定休日/月曜日、木曜日
営業形態/一般店
駐車場/有(店舗前と、向かって左隣の空き地もOK)
(かま玉380円、かけ330円、しょうゆ330円、ぶっかけ380円、かまあげ380円、
【トッピング】→ちくわ天100円、えび天150円、肉200円、生卵50円、大は100円増)
うどんメニューは上記5種類のみ。ですが、トッピングを組み合わせることでいろいろ出来ます。
『本手打ち讃岐うどんさかえ』の場所はココ!
【次回予告!】
東の本手打ちを"さかえ"にて堪能した、竜一!
このあと!一路!西の本手打ちを目指して高級な軽自動車を走らせる!
そこで待ち受けていたのは!高知最強クラスの麺遣いだった!
(感動の西編へ続く・・・!)
その前に!『番外編を読む』 『西編を読む』