とんでもない魚がおった!
西村商店に、とんでもない魚がおったで!
高知市葛島の飲食店『西村商店』。一昔前まで、高知のイタリアンの先駆け『伊太利亭(いたりーてい)』があった、その跡地。
西村商店は子連れ可能?
『西村商店』の店内に、座敷はない。
しかし店内奥に片側が長椅子になった席があり、そこを抑えることができれば、子連れで行けないことはない。
だが『西村商店』は非常に人気のある店。平日でも常に満席に近い状態で、奥の長椅子を簡単に確保することはできないかもしれない。
そこで竜一が取ったのは、いつものことだが「ピーク時を避ける」作戦。
「一般的に考えて、おそらくは12時台が昼の最盛期であるはず。『西村商店』のランチオーダーストップは午後2時。であるならば…午後1時過ぎはまだ混む。2時前がチャンス・・・」
その作戦が正解。
「さすがは俺だ・・・」
ほぼ満席の店内。次々に食べ終えて退店する先客たち。
「詠み通り・・・」
悪い笑みを浮かべる竜一。
「見切った・・・」
パティーンを詠みきったぞ、西村商店!
コミュ障も安心!メニューはタッチパネル方式
「南国市の『ビストロ セルフィーユ』にもあったヤツだ」
(参考:高知県南国市の洋食店「ビストロセルフィーユ」タッチパネル注文可能)
「これさえあればコミュ障も安心。無言での注文さえ可能!」
タッチパネルを得た!我は無敵なり!
紙のメニューも有り
「なんだかんだで、一覧を見るには紙のメニューが見やすい。タッチパネル式の回転寿司店においても紙のメニューで注文する品を決定し、その後にタッチパネルを操作したほうが明らかに効率が良いようなもので・・・」
そのときメニューに、とんでもない魚を発見する
メジカっ!?
「メジカがあるのか・・・!?」
メジカとは、ソウダガツオの仲間で、高知の須崎市ではメジカの新子を使った「新子祭り」が毎年開催されているようなもので、高知ではお馴染みの魚であるが、珍しい魚。
鮮度が落ちるのが早いため、どこでもは食べられない。
「マンボウに、トビウオ!変わった魚を置いているな『西村商店』!」
竜一、注文はやはり「メジカ」。
メジカの刺身定食スペシャル
うわぁ!豪勢!
ほとんど殿様だよ・・・!
炸裂する!メジカの一本刺し!
すげぇ・・・!
漁師感、半端ない!
即!いく!メジカ!
大勝利!
「大勝利!メジカ!口いっぱいにメジカが広がる!」
すいません。ありがとうございました。
謝りたい。そしてお礼を言いたい。「もう本当にごめんなさい」とメジカに謝罪したくなる味。
メジカさんに、敬礼!
メジカ以外のおかずは、小鉢3、天ぷら1、味噌汁と漬物付き
肉の姿が見えない1膳。
天ぷらまで盛られて、豪勢さでいうと・・・。
ほとんど「殿様」だよ!
束の間、殿様気分を味わう竜一。
「1,667円で殿様気分になれるんだから、そう考えてみると・・・」
安いな、西村商店!
「1,343円の『ミニ天ぷら』が付いていないメジカ定食とも迷ったけれど、差額約300円で天ぷらを付けて良かった・・・」
300円で一般的な「武将」から、「殿様」に格上げやで!
大躍進やで、これは!
商店酢豚定食
殿様と化した竜一の前で、そのとき妻、「酢豚定食」。
俺、殿様やのに、この人かわいそう…と竜一。
「酢豚とか、そんなんでええの?」
「そんなんって、あたしは酢豚が食べたいが!」
「そうか。そんなときあるよね。酢豚をさげすむようなことを言うて、ごめん…」
その酢豚。「西村商店Ver」とのことで、西村商店独自の味付けになっている模様。
酢豚、結構綺麗やわ!
「酢豚、ちょっと食べていい?」
「いいよ」
「あっ。なかなかうまい」
「西村商店」の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/高知県高知市葛島2丁目7−20(地図)
営業時間/11:30〜15:00(L.O.14:00)、18:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日/火曜日(ランチは無休で営業)、年始は1月1日~2日まで休み
駐車場/有
一人行きやすさ/○ 自分はつらいが、行ける人は行けるかもしれない
子連れ行きやすさ/○ 奥の片側がソファーになった席が確保できれば、頑張れる?(頑張れた)