兵庫県は神戸市を中心に飲食店を展開をされている、いまものすごく勢いのある企業、株式会社ワールド・ワンの『土佐清水ワールド 幡多バル』が、ついに高知市に新店オープン。
土佐清水ワールド 幡多バル 高知本店!
店名の通り、高知県西部・幡多地域の味覚が楽しめるお店となっている。
ただオープン当初、高知のテレビや新聞で取り上げられるほどのニュースになったこともあり、予約なしでは入店することが非常に難しいお店と化していた。
現に2度ほど、店先で入店を断られていた竜一。
がっ!
他店で1次会をしたあと、2次会として夜9時半頃に訪れると「カウンターでよければ空席がある」とのこと。
まさに3度目の正直で、
入店成功!
土佐清水ワールド「幡多バル」高知本店の店内
真新しい店内。
木がふんだんに使われている。
木は心に温かさを与えてくれる。
私は、木が好きだ。
土佐清水ワールド「幡多バル」高知本店のメニュー
驚いたのが『幡多バル 高知本店』のメニューである。
メニューブック自体が、近代的なアルバムのように構成された、おしゃれなデザイン。その内容は非常に多彩。
幡多地域の食材を使う「幡多縛り」で、これほど多様な料理が生まれるのかと感銘を受けた。
百聞は一見にしかず。ブログを読んでくださっている皆様に、実際のメニューの画像を見ていただこうと考えたのだが、本当に数が多い。
そのため画像は貼り付けると、縦スクロールが大変なことになるため、以下に文字リンクを貼らせていただくことにしました。
▼ こちらがメニュー画像リンクでございます。
【小皿料理】【おつまみ系】【魚のわら焼き】【肉のわら焼き】【カルパッチョ】【グリル】【アヒージョ】【フリートス】【サラダ】【コカ(スペイン風ピザ)】【スイーツ】
さあ……!
それではいこう!
土佐清水ワールドへ!
飲みものとお通し
2軒目とあり、初手から焼酎をロックであおる竜一。
そしてチェイサーにと「シャンパン」を注文したとき、
事件、起きる。
グラスと、その受けにする「升(ます)」を持ってきた女性店員さん。
その可愛らしい顔をした女性店員さんが、こんなことを言い始める。
「シャンパンを注文されたお客様に"コール"をしてもらうことになっているんですけど……」
コール……!?
コールってホストクラブとかで、ホストの人が女の子に「飲んで!のぉ~んで!飲んで!」なんてやる、あれ?
戸惑う竜一に、可愛らしい女性店員さんは言う。
「コールをしないこともできます。どうしましょう……」
一寸、考えた竜一だったが……
「やります……!」
決意を表明して、コールすることにした。
ここで断ったら、農家やない!
受けとなる升にグラスを置き、シャンパンを注ぎ始める女性店員さん。大事なことだから何度も言うが「可愛い」。
「よいしょお!よいしょお!」
可愛らしいかけ声に、ほかの店員さんも共鳴して、グラスにどんどん注がれていくシャンパン。
受けに半分ほど注がれたとき、手を止めようとする女性店員さんに、竜一、言う。
もっと注いで……!
受けからあふれるくらい……!
困った客に、女性店員さんはニコッと微笑んだ。可愛い。
お通しは、バケットとチーズ
チーズはかたまりから削ったもの、とのこと。瓶に詰められたマヨネーズを好みでつけて食べてくれと言う。
「へえぇ、面白い……」
ここからが土佐清水ワールドの本編。
足摺めぐみ鯛のタパスカルパッチョ
最初にきた料理は「足摺めぐみ鯛のカルパッチョ」。
本来は「清水さばのカルパッチョ」を狙っていたわけだが、清水サバはすでに売り切れ、とのことで「足摺めぐみ鯛」にした。
「足摺めぐみ鯛って食べたことがないから、これはこれで、かえってよかったかもしれない……」
適度にモチモチ感のある、スッキリとした足摺めぐみ鯛の身。
シャンパンに合う!
黒尊川のこんにゃくと小エビのアヒージョ
続いては、黒尊川の山奥で作られているというコンニャクと、小エビをオリーブオイルで煮た「アヒージョ」。
私、アヒージョ、好きです。
「子どもの頃はアヒージョを食べたことがなかったけれど、いまではアヒージョなしの人生なんて考えられない」
アヒージョは、一緒に持ってきてくれたバケットにのせて食べてもおいしいし、単体でそのまま食べてもおいしい。
小エビ!コンニャク!
オリーブオイル……!
美しい彩りのコントラスト!
感動的だっ……!!
「かなりおいしい。私は好きな味……」
長太郎貝のアリオリチーズグリル
長太郎貝のアリオリチーズグリル……。
高知でいう「長太郎貝」は、一般的に「ヒオウギ貝」と呼ばれる貝のことだ。
それにしても……
アリオリって何?
日本人よ……!
ご存じだろうか!アリオリを!
アリオリとは
アイオリ(仏:Aïoli、プロヴァンス語:alhòli)は南フランスでよく用いられるソースの一種。日本語表記でアイヨリソースと表現されることもある(未確認)名称はプロヴァンス語のalh(ニンニク)とòli(油)から成る合成語である。マヨネーズ同様、卵黄と油を乳化させて作る。
材料: ニンニク、卵黄、オリーブオイル、レモン汁、塩、コショウ(Wikipediaより引用)
要するに、南フランスのソースである!
勉強になった!
こうして我々は無知な自分に、知識を一つ一つ詰めていくのだ。
(まあ…たぶん明日には忘れているけれど)
アリオリチーズをのせて、こんがりとグリルされた長太郎貝。
伸びる……!
伸びるチーズ……!!
直線に向いたディープインパクトほど伸びる!
一気に伸びて、差しきった!
私の心を!
思い出をありがとう!ディープ!
長太郎貝アリオリチーズの皆さんも!ありがとう!
アリオリが、すごくいい。
アリオリを一度食べると、もうアリオリせずにはいられなくなる。そんなアリオリ具合。非常においしい。
やはり本場のアリオリは違う。
幡多バル・四万十ポークのソーセージとサラミのコカ
コカ!
パッと見、ピザに見えるけれど……
またきたっ……!
わからないものシリーズ!
コカ編!
コカとは
コカ(カタルーニャ語:coca)とはスペイン東部発祥のパン。現在では酵母で発酵させる作り方が主流だが、元は無発酵パンであった。単数形はcoca(コカ)、複数形はcoques(コカス)という。塩味のコカだけでなく、甘いコカや甘辛いコカも存在する。主にカタルーニャ州、アラゴン州東部、バレンシア州ほぼ全域、バレアレス諸島、アンドラおよび北カタルーニャとも呼ばれるフランスのルシヨンで食べられる。(Wikipediaより引用)
要するに、
スペインのパン!
モッチリとした食感の生地に、四万十ポークが好相性。
どの料理もそうだが、食べれば……
土佐清水ワールドに包まれる!
「私はここにきて気がついた……」
幡多バルは、高知・幡多地域と「世界」が融合したお店なんだ!
ランチ営業もされているようで、夜飲みに出かけることが難しいかたでも、昼間に土佐清水ワールドを体感できる。
街にお出かけの際に、是非!
土佐清水ワールド「幡多バル」高知本店の所在地、営業時間、定休日、駐車場
所在地/高知県高知市帯屋町1-14-20(地図)
【営業時間】
平日・ランチ/11:30~14:00(L.O.13:30)
平日・ディナー/17:00~24:00(L.O.23:30)
土・日・祝/11:30~23:00(L.O.22:30)
定休日/月曜日
駐車場/無
■カウンター席/有 ■テーブル席/有 ■座敷/無(?)