前にも書いたことがあると思うのだけれど、
『たも屋』の一番良いところは、
一人でもフラッと立ち寄れる『入り易さ』だと思う。
現に、このブログへの登場回数も、
『たも屋南国店』がブッチギリで、1位。
だが、私がたも屋にフラッと立ち寄ったことは、一度も無い。
『手打ちうどん たも屋 南国店』
入口の自動ドアを潜った竜一は、緊張していた。
久々のたも屋・・・!
ドモらずに、シッカリと注文せないかん・・・!
入って右側。
置かれた盆を取って、コップを取った盆の上に乗せた。
「ご注文どうぞ!」
カウンター越しに店のおばちゃんが、
屈託の無い笑顔でそう言う。
脳裏を過ぎる、入店前に自分に言い聞かせた一言。
"ドモらずに、シッカリと注文せないかん・・・!"
しかし、この時。
竜一を襲う、嫌な予感。
なんだか俺・・・!
ドモリそうな気がするぅぅううう・・・!
天津木村である。
ええぃっ・・・!
ドモるも何も・・・!!
最終的には・・・出たとこ勝負っ・・・!
竜一・・・!
おばちゃんに向かって・・・!
発声っ・・・!
「か・・・かかか・・・かk・・・かけうd・・・!」
終わった。
その時、
おばちゃん。
「かけうどん特大ですか・・・??」
おばちゃん・・・ビンゴ・・・!
ナイス理解力・・・!
おばちゃんの軟らかい脳ミソに感激する竜一が、
ドンブリに3玉のうどんを入れてもらい、
麺を温めるコーナーに達した頃。
続いて注文した茶髪でロン毛の兄ちゃん。
ドモリまくった竜一をあざ笑うかのように、
半笑いで発声・・・!
「ぶっかけの大で!♪~(´ε` )」
圧倒的・・・まろやか・・・!
この野郎・・・!
寸分もドモらずに、注文しやがった・・・!
なんという・・・手品・・・!
しかも・・・トッピングコーナー・・・!
ゲソ天が・・・ねええぇ・・・!
次々に、
竜一を襲う、不運。
大好きなゲソ天は、売り切れ。
この時、既に、
閉店時間迫る、14時過ぎ。
トッピングコーナーの揚げ物は、
5~6種類ほどしか残っていない。
この少ない選択肢の中から、何を取るか・・・!
何をゲソ天の代打に送るかだ・・・!
英智(ちく天)か・・・野本(ナス天)か・・・!
平田(半熟たまご天)か・・・!堂上(兄)か・・・!
落合監督ならどれを選ぶだろう・・・!
はっ・・・!
あれは食べたことがねぇな・・・!
決めた・・・!
ここは代打・・・!
かにかまっ・・・!
『かけうどん(特大) & かにかま天』
滑らかな舌触りの麺。
透き通った薄味の出汁。
この日も、安定した『たも屋味』
かにかま天は、見た目以上に分厚く、
噛み込むと、出汁がジュワジュワと溢れ出てくる。
だけど、自分の好みよりは、
甘みがあり過ぎるようにも感じた。
閉店時間14時半が近づくに連れて、
徐々に閑散として行く、たも屋南国店。
「かけの特大で!」
と車中で何度も発声して、反復練習しながら帰った。
◆ 手打ちうどん たも屋 南国店
営業時間/10時30分~14時30分
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有
(かけ200円、ひやひや280円、ぶっかけ280円、釜たま330円、カレーうどん380円など。
大は100円増、特大は200円増)
『手打ちうどんたも屋南国店』の場所はココ!