外食と言えば、うどん。
さもなければ気分次第で、ラーメン。
麺類以外ならば、
家でオバ=アが田舎料理を毎日振舞ってくれる。
オバ=アの料理暦は50年以上。
生半可なキャリアではない。
「美味しくない」とハッキリとは言わないが、
美味しくないと思ったら、傍から見てスグに分かるほど、
明らかに箸の進み方が落ちる、意外と食に厳しい亭主・オビ=ワンに、
50年以上もの間、毎日暗黙の批評され続けながらやって来たのだ。
オバ=アは日進月歩で進化した。
今や料理の腕は、間違いなく達者だと断言できる。
しかし、そんなオバ=アも、
さすがにうどんは打たない。
ラーメンのスープをイチから作るかと言うと、
さすがにそこまではしない。
だから、私はとにかく外食と言えば、麺類なのである。
<麺の世界は比類なき攻撃力を誇るオバ=アでも・・・!
踏み入ることの出来ない領域・・・!>
初めて食べた『さ○え』の手打ちうどんに衝撃を受けた。
地元タウン情報誌で開催された、『うどんス○ンプラリー』で、
同じ『うどん』でも各店毎に違う味、面白さに魅了されて、
スッカリうどんにのめり込んでしまった。
うどんは最高だ・・・!
もううどんしか見えない・・・!
俺は一生・・・!
うどんに寄り添って生きて行くっ・・・!
はい、でも今回は牛丼でーす。
<だって・・・牛丼とか・・・!
オバ=ア・・・作らへんし・・・!>
そんなわけで「どんだけ前やねん!」な、7月某日。
吉野家に向かった。
なんでも、四国にある吉野家限定で、
牛丼がいつもより80円安く食べられるキャンペーンをやっているようだった。
<つまり・・・『並盛』ならば300円・・・!
『特盛』でも・・・550円かっ・・・!
うひょぉぉぉぉぉ・・・!テンション上がるっ・・・!>
『吉野家 32号線高知高須東店』
外食で牛丼を食べるのは、数年ぶり。
吉野家に限れば、もう何年ぶりだか分からない。
牛丼店の店員さんと言えば、男性というイメージがあったのだけれど、
この日、三人ぐらい居た店員さんは、すべて女性。
皆、テキパキと動いてハキハキと発声していて、
普段、ダラダラと動いてボソボソと喋る私とは大違いで、気持ちが良い。
注文して暫く「愛とはナニカ」について考えていると、来た。
『牛丼(特盛) + 玉子』
丼上に盛られた・・・!
肉・・・肉・・・肉っ・・・!
その上にタップリ乗せる・・・!
紅生姜っ・・・!
吉野家ホームページによると・・・!
その熱量・・・!
1016キロカロリー・・・!!
<ククククククク・・・なにビビッてんの・・・!
大したことないさ・・・!ほんの1016キロカロリー・・・!
明日必死で働けばイイだけ・・・その程度の話さっ・・・!>
玉子にお醤油を垂らして、
かき混ぜたのちに投入します♪
この特盛牛丼を前に・・・!
抵抗など出来ない・・・農民・・・!
箸を手に取り・・・!
食べる・・・!モグモグっ・・・!
<くぅぅぅぅぅ・・・意外と言っては失礼だが・・・!
お肉・・・柔らけぇっ・・・!>
肉デンテ♪
『キムチ』
キムチ・・・公式発表22キロカロリー・・・!
牛丼特盛とは・・・雲泥の熱量差・・・!
圧倒的っ・・・!
ヘルシー・・・!
<うっひょっひょぉぉぉぉぉ・・・!
キムチの辛さでご飯が進むっ進むっ・・・!>
一気に掻き込んで試合終了・・・!
いわゆる・・・和了っ・・・!
<お疲れちゃんでした・・・!
たまには牛丼もイイものだなっ・・・!
フフッ・・・また来るぜ・・・!>
などと心の中で思いながら、
実際には一言も発さず、普通に帰った。
◆ 吉野家 32号線高知高須東店(高知市高須)
営業時間/24時間営業
定休日/無
駐車場/有
『吉野家32号線高知高須東店』の場所はココ・・・!