ま た う ど ん か 。
と、言われそうなんですが、またうどんの記事でございます。
長期間うどんを食べないと、禁断症状が出るので、定期的にうどんを食べに行く必要がありまして、
行く度にうどん画像という名のネタを仕入れてくるもんだから、うどんの記事も増えるわけなのでありますね。
今回は、うどん界の俺流、『やまいち』です。
南国市にある頃はよく行っていたのだけど、今ある香美市土佐山田に店舗を移転して以降、
初めて『やまいち』に行ってきた。
『やまいち』のうどんを食べるのは二年振りぐらいな気がする。
以前の店舗は、喫茶店風で、うどん屋という感じがあまりしないオシャレな雰囲気だったのだが、
新店舗は、いかにもうどん屋といったふうな外観。
でも中に入ると、前の店舗でも流れていたような静かでゆったりとしたBGMが流れていて、
『やまいち』らしさが垣間見える。
『温玉醤油』の特盛り(三玉分)と、ちく天(ちくわの天ぷら)を注文した。
『やまいち』の『温玉醤油』には、肉がデフォルトで乗せられている。
これは他の店ではなかなか見ない形だが、甘い肉汁が醤油とマッチしていて美味しい。
薬味のネギは小ネギ。
高知でいうところの『やっこねぎ』
ネギひとつ取っても、店によって、やっこねぎを使っている『やっこねぎ派』と、
普通の青ネギを使っている『青ネギ派』に別れるから、うどんの世界は面白く、奥深い。
麺の太さは普通の中麺。
南国市にあった頃よりも、コシが数段強力になって進化している。
それに、ゴマがデフォルトでふりかけられているのもまた、『やまいち流』か。
ちく天の盛り方ひとつを取っても、縦に切った二本のちく天を皿ではなく、
小さな可愛らしい籠(かご)に乗せて人の字型に重ねたりしていて、
他の店では見かけないような独自のスタイルを貫く『やまいち流』は、うどん中毒の心をワクワクさせてくれる。
そのちく天だが、ここのちく天はちくわに火が通るほど揚げていないから、非常に美味しい。
他の店だと、ちくわに完全に火が通って硬くなってしまっている所がほとんどなのだが、
『やまいち』のちく天は、衣はカラっとサクサクに揚がっていて、中のちくわは限りなく生に近く、
プリプリとしたちくわ本来の食感をちゃんと残していて、ちくわの中から旨い汁が溢れ出す。
うーん、完璧で理想的なちく天だ!
抱きしめたい!
抱きしめたくなるようなちく天だ!
しばらく行っていない間に、かなりの進化を遂げていて驚いた『やまいち』なんですが、
かけの出汁はかなり濃い目なので、『やまいち』に行った時は、
『醤油』や『ぶっかけ』などの汁の無いうどんをオススメしたいのでございます。
◆やまいち
営業時間 11時~19時(麺が無くなり次第終了)
定休日 水曜日
駐車場 有
『やまいち』の場所