「高知市・土曜夜市」 → 『高知の居酒屋 葉牡丹』 → 『徳島ラーメン 麺王 追手筋店』
毎年、夏になると高知市で「土曜夜市」というものが開催されているのは知っていたけれど、
元来の人混み嫌いである私は、これまで一度も行ったことがなかったし、
行きたいと思ったことすらなかった。
けれども、今年は、ある方のブログを読んでいたら、
土曜夜市とは一体どういうものなのか、
自分自身で体感してみたいという思いが湧いてきたのだった。
それでも本当に行こうかどうしようか、まだ迷っていたが、
7月7日土曜、七夕の日の野良仕事が終わったと同時に、
やっぱり行こう!と突如決心して、高知市を目指した。
行き当たりばったりの人生にゃり♪(パクッた!)
それにしても人が多かった。
辿り着いた帯屋町アーケード内には、
人!人!人!すし詰め・・・!
アーケード内が、満員電車のようになっている。
人混み嫌いで世界的に有名な私のテンションは、ガタ落ち・・・
かと思いきや、群雄割拠の浴衣美人の存在により、逆に跳ね上がった。
美人は人混みを上回るっ・・・!
<ありがたいなぁ・・・!いやぁ・・・ありがたいっ・・・!>
中央公園でカラオケ大会みたいなことをやっていたが、
とにかく人が多くて、歌声は聞こえるが、歌っている人を確認することが出来ないほどだったので、
足を止めることなく、そのままアーケード内を西進した。
想像以上に多い人出に対して、露店は想像以上に少なく感じた。
とりあえず、私は土曜夜市のポスターにもなっていた、「焼鳥」が食べたくて、
焼鳥を売る店を探した。
<どこだ・・・どこにいる焼鳥・・・!
ポスターにもなってんだ・・・いないなんてことは無いはず・・・!>
この時の俺には、焼鳥がすべてだった。
歩いて歩いて、帯屋町アーケードの西の果て、
「ひろめ市場」の前まで来て、南側にある大橋通商店街のほうを、ふと見ると、
人混みの向こう側に白い煙が上がっているのが見えた。
人混みを掻き分けて足早に忍び寄って見ると、
誰が見ても焼鳥にしか見えないものを、オジサンが焼いていた。
「5本・400円」と書かれていた。
<5本単位での販売か・・・!>
焼鳥を売るすぐ傍では、
生ビールが売られていた。
生ビールを飲みながら、焼鳥。
焼鳥を食べておいて、生ビールで流し込む。
想像しただけで、気が狂いそうだ。
焼鳥には、絶対に生ビールが必要だ。
私は先に生ビールを購入した。
透明な容器に並々と注がれた生ビール♪
その凄まじい攻撃力を前に、私の心は揺れた。
<これは・・・焼鳥5本では足りない・・・!
10本・・・!10本は無いと・・・全然足りないっ・・・!>
私は、自らの欲望を抑え切れなかった・・・。
5本400円に、
さらに5本400円を追加・・・!
圧倒的焼鳥・・・2玉・・・!
ビール付きっ・・・!
焼鳥や生ビールを売っている露店の周りには、畳が敷かれた椅子がいくつかあったけれど、満席で、
座れないと諦めていたが、私が焼鳥の代金を払った瞬間に、「竜ちゃん座りや!」と云わんばかりに、
オバチャン二人組みが立ち上がり去ったので、幸運にも座れた。
ラッキーによって座れた、ラッキーシートで食べる焼鳥。
<美味しいっ・・・世界レベル・・・!>
肉がプリプリ!
塩とタレが両方かかっている両サイドアタック仕様。
皮がそのまま付いているが、その皮がまた旨い!
さらに、もう10本食べたい衝動に駆られたけれど、
あまりにも焼鳥ばかり食べると、羽が生えてくる可能性も捨て切れないので自重した。
七夕ということもあって、道端には笹が設置されていて、短冊がかけられていた。
みんなの願いが叶うようにと、私がキラッ☆とやっておいた。
焼鳥を食べたあと、短冊に呪いをかけたりしながら、
また中央公園のほうに帰ってくると、まだカラオケ大会みたいなことをやっていた。
のぼりには、「歌って走ってキャラバンバン」と書かれていた。
<あぁ・・・!キャラバンバンか・・・!
って・・・えぇっ・・・!これキャラバンバンだったの・・・!?>
「キャラバンバン」とは、高知の「のど自慢」的なテレビ番組だが、
その収録が七夕の日に中央公園で行われているとは知らなくて、驚いた。
人生、どこで何が待ち構えているか、わかったもんじゃない。
<まだ呑み足りねぇ・・・!
一軒、居酒屋に寄っていこう・・・!>
(つづく・・・!)
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