『EP4-2を読む』
重厚な舌触り…!
染み出る…赤身の旨さ…!
俺は昔から……!
土佐あかうしが好きだった…!
近年…注目を集め…価格が上昇しているという土佐あかうし…!
<俺はずっとずっと前からこの赤い牛が好きで…美味しい牛肉といえば…松阪よりも土佐だった…!>
思えば…うどんも…世間が"うどんブーム"に沸く以前から…俺の中では圧倒的ムーブメントが巻き起こっていた…!
つまり…俺は常に世の中の数年先を歩いている…!
そして世の中がその俺を追いかけているだけ…!
時代の先端を俺がゆく………!
いつもいつも…!
そんな図式…そんな構図…!
そんなパティーン…!
いうなれば………!
俺こそが世論だっ…!
<英屋にあかうしがいることは…数年前から知っていた…!是非是非!是非もので食べたいと思っていた…!でもいままで食べれなかった…!>
シャイだからだっ…!
しかも俺はコミュ障……!
大将とまともにお話できるか…不安だった…!
英屋に来たからには…言いたいさ…!
「娘さんが書かれているブログ…見てますよ…グフフ…!」
とにかく勇気がなくて…!
なかなか入れなかった英屋…!
その英屋でじつは最も食べたかった一撃っ…!
土佐あかうし…!
塩に付け…!ワサビに付け…!
食べる…食べおおすっ……!!
<空前絶後のミディアムレアっ…!>
赤身の旨味がすごい…!
赤身の旨味がすごい…!
赤身の旨味がすごい…!
とろとろとろける…!
逆アルデンテっ……!!
そのとき大将現る。
大将は仰った。
「うどん食べる?」
えっ…!?
うどんっ…!!
うどんを食べるか否か迷っていたが、大将直々に打診していただいたのだ。
もう我慢できない。
辛抱たまらん。
「あっ…あとでっ…!」
締めにうどんを食べることに決定した。
<せっかく来た英屋…!ついに来た英屋…!今夜はやり切るっ…!帰らないっ…!>
そして気が付けば俺は…!
『浜あざみの天プラ』を食べていた…!
<英屋のぶろぐ。で見た記憶のある一品…!>
口に含み…!
噛むと…!
全身を…!
浜あざみが…!
駆け抜ける…!
浜あざみが…!
浜あざみが…!
全速で………!
駆け抜けるっ…!!
駆け抜けるんです!
(次回!ついに!白くて長いアレが降臨する…!あかうしに興奮しすぎたため…まさかのEP4-4へ続く…!)
『EP4-4を読む』