大きな新年会の準備で
猛烈に忙しかった年末年始。
そんな中、耳に入ってきたうどんの新店情報。
2012年12月15日にオープンした、
南国市の『セルフ 讃岐うどん屋』
その2号店だという。
しかしオープン日は、1月10日。
大きな新年会の前日にして、
ウチのオカンの誕生日。(実話)
大きな新年会で使う
小道具の調達に忙しい。
故に、オープン日に行くことは不可能。
実際のところ、うどんどころの騒ぎではなかった。
だが私は忘れていない。
うどんへの愛を、
情熱を。
1月17日。
オープンから丁度1週間が経ったその日。
未知への挑戦。
うどんを食べること。
それは戦い。
しばらく行っていないので
定かではないけれど、
メニューはおそらく南国店と同じ。
冬場にしては暖かかった日中。
「ひやいんがいいんっ!」
<この局面……!
温かいうどんよりも冷たいうどん…!
それがいいっ………!!>
壁に貼られたメニューの脇には、南国店と同じく、
店のオヌヌメは冷たい『しょうゆうどん』だ、
という風なことが書かれている。
<となれば当然ここは…
冷しょうゆ………!
むしろ冷しょうゆ1拓……!!>
店の入口のほうから奥まで、
滑らかに伸びているセルフレーン。
直線が長い……!
このセルフレーン……!
走り甲斐がありそうだ…!
その一番手前で注文。
もちろん『冷しょうゆ(大盛)』
次にトッピングコーナー。
数種類の揚げ物が並んでいる。
ちく天やかき揚げなど、
定番のものもあった。
けれどもこの局面、
取ったのは、どういうわけか、メンチカツ。
肉を食べたかったのか。
いや、そういうわけではない。
メンチカツを食べるのに、
理由なんて…ない。
強いて言えば……。
そこにメンチカツが
あったから…かな。
会計をして、
すべてのセルフ作業を終え、
空席に腰を下ろす。
そのとき気付いた。
まだ俺には…!
作業が残っている…!
最後の仕上げ…!
大根をおろすという作業がな…!
しょうゆうどんを注文すると、
生の大根と、おろし器を渡してもらえ、
あとは自分ですりおろさなければならない、
南国店と同様のシステム。
「ガリガリ」と店内に、
すりおろし音を響かせ、
全力でおろしおおす、大根…!
ついに完成した…!
俺たちのしょうゆうどん…!!
卓上の醤油を回しかける。
苦労して大根をおろしたので、
なんだか感慨深い。
麺を箸で摘み上げても、
あまり曲がらない。
見るからに芯が強そうな麺。
南国店も同じような麺だった気がする。
卸団地を駆け抜ける…!
おろししょうゆうどん……!!
甘みのある麺は、
元々醤油との相性が良い雰囲気。
ネギが苦い。
苦いけれど、苦いのは平気。むしろ好き。
(たぶん、毎日苦いわけではない)
私は夏場にゴーヤをキロ単位で食べるくらい、
苦い野菜が好きなのだ。
そしてある意味、
その苦さが麺の甘さとの対比になっていて、
全体的なバランスが取れている。
おかわりで、
『温ぶっかけ』
麺を温かくすると、
冷たい麺よりも幾分やわらかな食感。
<それにしても、ええ場所に出したなー>
うどんを食べながら思った。
「卸団地で、
おろししょうゆうどん!」
流行らそう。
◆ セルフ 讃岐うどん屋 卸団地店
(高知県高知市南久保13-8)
営業時間/11:00~15:00
定休日/木曜日
駐車場/有