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産婦人科ディナー

投稿日:2015.10.25 更新日:

最近の産婦人科では出産後、『お祝い膳』なるものが出されるらしい。なんでもフレンチのコース料理がいただけるそうだ。

いったい誰が作るのだろうと思っていたが、どうやら病院の専属シェフが作ってくれるようだった。通常の飲食店と違い、産婦人科のシェフの料理など、なかなか食べられるものではない。男はとくに。

主役である嫁よりも、むしろ私のほうが楽しみに当日を迎えた。

病院の上階にある食堂へ、エレベーターで上がる。戸を開けるとウェイトレスが出迎えてくれた。落ち着いたBGMが流れていて、窓の外に夜景が広がっている。病院の一角だとは思えない雰囲気だ。

産婦人科・お祝い膳3

床まで届きそうな長いテーブルクロスがかけられた席に座ると、ウェイトレスが来て丁寧にメニューを読み上げた。肉料理に魚料理、前菜からデザートまであるようだ。

産婦人科・お祝い膳2

アルコールも出してもらえる。ビールは一般的な価格だが、ワインはグラス一杯たったの二百十円だという。これは安い。白はちょうど切らしているとのことで、赤ワインを注文した。

産婦人科・お祝い膳1

ナイフやフォークが何本も並べられている。
「たしかこれは外から順に使うんだったよね」セレブだからもちろん知っているが、念のための確認だ。

産婦人科・お祝い膳4

まず最初に『カツオのカルパッチョ フレッシュ野菜とともに』という長い名前の料理が来た。カツオの表面に火が入れられていて、中は生。

「これって要するにカツオのタタキながやない?」などと言いながら食べたが、まったく違う。見た目はタタキだが、かかっているソースが洋風なおかげで全体的に欧州の香りのする仕上がりになっている。高知のタタキは太平洋の荒波といった様相だが、こちらはどことなく地中海の穏やかさを漂わせている。

産婦人科・お祝い膳5

次は『真鯛のポワレ白ワインソース』
ポワレってなんだろう。わからないが、わりとどうでもいい。とりあえずワインをお代わりした。

「おっ。おっ。この魚、ワインに合うぞ!」ふんわりした身をワインで流し込むと、幸せな気分になった。
「この魚一切れで、ワイン二杯はいける」さらにワインをお代わり。本当に二杯飲んだ。我ながら阿呆だ。

産婦人科・お祝い膳6

三品目の『土佐和牛のローストビーフ 玉葱ソース』が出てくる頃には完全に酔いが回り始めていた。思わず饒舌になって、取りとめのない話をしてしまい始めた。もう口が止まらない。周りでは他のご夫婦もお祝い膳を食べておられるのに、次第に声が大きくなる。

さすがは土佐和牛。脂が乗っていてジューシーだ。これはまたワインが進む。さらにお代わり、四杯目。もうここが病院だということはすっかり忘れている。

産婦人科・お祝い膳7

皿の脇には、いまが旬の栗が添えられている。風流だ。

産婦人科・お祝い膳8

デザートに『文旦のタルト』が来た。
甘いものは苦手だが、文旦の酸味のおかげで甘ったるくなく、私でも食べられる。そして文旦に赤ワインもなかなか合う。再度お代わり。病院だか飲み屋だかわからなくなってきた。

産婦人科・お祝い膳9

最後は『ホットーコーヒー』で締め。コーヒーに赤ワインも悪くないなあ。

初めて食べる病院ディナー。貴重な経験だった。
立ち上がると眼前の風景が回っていた。

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竜一

高知で生姜農家を経営しています / 飲食店が好き / 飲食にたずさわる人が好き / 高知のグルメ情報をまとめたサイト「生姜農家の野望Online」を運営中 / 大好きな飲食店を知ってほしくて書いています。

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