手打ちうどん たも屋 南国店 ツナサラダうどん

2012.07.14

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手打ちうどん たも屋 南国店 ツナサラダうどん

2012.07.14

手打ちうどん たも屋 南国店

「夏限定」そんな言葉に誘われるようにして、
私は、このところ高知だけの新メニューを続々と投入している「たも屋」の"南国店"へ来ていた。

入口をくぐってすぐにあるカウンター。
見慣れた顔のオバチャン店員さんがいる。

「ツナサラダうどん・・・特大で・・・!」

オバチャンに注文すると、釜揚げ系を除く、
大抵のメニューを注文した場合と同じように、
麺だけを入れた器を渡された。

多くの場合は、そのまま"湯だまり"、
あるいは、それを回避して"天ぷらコーナー"へ進むのだけれど、
「ツナサラダうどん」は違った。

切った野菜が入った皿を渡され、
さらにカウンターの脇にウォーターピッチャーに入れて置かれた
"ぶっかけ出汁"をかけるように言われた。

たも屋で"ぶっかけ系"のメニューを食べるのは久し振りで、
出汁をどの程度かければ良いのか、よく言う"出汁感"が鈍っていて、イマイチ感覚が掴めない。

しかし、混乱の中でウォーターピッチャーを握って、
出汁を注ぎ始めた瞬間、鈍っていた出汁感が一気に蘇った。

「我こそがぶっかけ王なり・・・!」

元々、ぶっかけ出汁は少なめにかけるのが自分の流儀なのだけれど、
ツナサラダうどんにおいては、多めにかけたほうが麺と野菜が馴染むような気がして、多めにかけた。

そのまま「ゲソ天」を取って会計まで進むと、
好みでマヨネーズをかけろと言われた。

これまた、どの程度のマヨネーズ量が適量であるか、イマイチわからなかったが、
マヨネーズをかけ過ぎても、かけなさ過ぎても、それはそれで楽しめればいいじゃないか、
とも思えて、テキトーにグニュグニュとマヨネーズを麺上に搾り出した。

手打ちうどんたも屋南国店 ツナサラダうどん(特大)

『ツナサラダうどん(特大) & ゲソ天』

手打ちうどんたも屋南国店 ツナサラダうどん(特大) 麺アップ

別々に盛られた麺と野菜。
このままでは、「"ぶっかけうどん"と"ツナサラダ"」だ。

そこで、麺の上に野菜を乗せて「ツナサラダうどん」の成立を試みた。

が。

手打ちうどんたも屋南国店 ツナサラダうどん(特大) アップ

圧倒的野菜量・・・!
乗らない乗れない全部乗せきれるわけがない・・・!

<こんなことってあるのかよっ・・・!
俺のお気に入りの特大の器に全部乗せきれないなんて・・・!>

皿に盛られた野菜を、麺上にすべて乗せ切れなかった・・・!
これ以上乗せたら、野菜が器からログアウト。それは確実・・・!

昼時が近付いて続々とお客さんが入ってくる「たも屋南国店」の店内で、
野菜をテンコ盛りにした器を前に、「圧倒的光景・・・!」などと私は一人で呟いて感動した。

まずは、野菜をムシャムシャと食べて、
ある程度野菜を減らしたところで、いよいよ麺を引っ張り出す。

マヨネーズとぶっかけ出汁が絡んだそれは、
麺の表面をマヨネーズが包む感じで、舌触りがニュオーン・・・!

いつもの「たも屋」の麺は、表面に細かい凹凸があって、
舌触りがゴゴゴ!っとするのだけれど、
凹凸にマヨネーズが入り込んでいるのかなんなのか、ゴゴゴ!とせずに、ニュオーンとする。

噛むと、いつも通りの「たも屋」の麺食感だが、
舌触りがまったく違うため、新鮮な感覚。

新鮮な感覚を覚えたのは、麺の舌触りだけではなく、
マヨネーズが溶けた"ぶっかけ出汁"も、
冷やし中華にマヨネーズを入れたときみたいな、カドを削ったような味わいで、まろやか。

ぶっかけ出汁と、マヨネーズ・・・。

望外の好相性・・・!

いつものたも屋の、いつものうどんが、
いつもとは違う表情を魅せてくれて、すごく楽しめた「ツナサラダうどん」

やっぱり、創作うどんは面白い。

(※注: ツナサラダうどんは、高知のたも屋限定のようです)

手打ちうどん たも屋 南国店

◆ 手打ちうどん たも屋 南国店
(高知県南国市明見958-1)
営業時間/8時~14時30分
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有

(かけ、ひやひや、しょうゆ、釜たま、釜バターなど)
『手打ちうどんたも屋南国店』の場所はココ・・・!