手打ちうどんたも屋南国店 釜たまうどん

2010.12.14

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手打ちうどんたも屋南国店 釜たまうどん

2010.12.14

一口に『うどん』と言っても、
いろんな食べ方がある。

例えば、釜から抜いた麺に、
卵を絡ませて食べる『釜たまうどん』

釜たまは難しい。
家で作ってみても、まず上手く行かない。

卵を好みの具合に半熟にさせるのが難しいし、
だいいち、麺本来の味や食感がモロに出て、
そんじゅそこらで市販されている麺では、美味しく食べられないのだ。

だから、私は家で釜たまを作るのは諦めた。
釜たまが食べたくて、どうしようもない時。
発狂しそうな時。そんな時。

やはり無理せずプロにお願いするのが一番。
餅は餅屋。
うどんはうどん屋。

手打ちうどん たも屋 南国店

『手打ちうどん たも屋南国店』

入店して、カウンター越し。
店のおばちゃんに注文する。

「釜たまの特大・・・!」

すると、おばちゃん。
振り向き、後ろでせっせと麺生地を伸ばしていた、
若い男性の店員さんに問う。

「釜たま、あと何分?」

「あと2分!」

そうして、麺が釜から揚がる時間を確認すると、
私に聞く。

「あと2分ほどかかるそうですが、お待ち頂けますか?」

「はいっ!」

チワワのような潤んだ瞳で、そう答えた。

空いている席に座り、暫し待つ。

広めの店内には、いつものようにビートルズが流れ、
作業着を着た人、子供を連れたお母さん、歳を召した老夫婦。
老若男女問わず、ごった返している。

「釜たまうどん特大でお待ちのお客様~!」

トッピングを置いてあるカウンターに並ぶ人の列の合間を縫って、
釜たまうどんを受け取り、レジへ。

会計を済ませて、レジ横に置かれた薬味を乗せる時、
天カスが二種類あるという事実に初めて気が付いて、
二種類とも乗せてみた。

"釜たまに天カスを入れると美味しい"

基本的に、私はうどんに天カスを入れない。
だけど、釜たまに天カスがデフォルトで付いてくる『さかえ』で、
釜たまと天カスの連携力は、ドラゴンズで言うところの"アライバ"だと気が付いて、
それから私は、釜たまには天カスをスタメンで入れるようになった。

手打ちうどんたも屋南国店 天かす

聞くところによると、画像左の茶色い天カスが、
トッピングに使う天ぷらを揚げたカス、すなわち、「マジカス」で、
画像右の白っぽい色をした天カスは、衣だけを揚げて作ったものだとか何とか。

手打ちうどんたも屋南国店 釜たまうどん(特大)

『釜たまうどん(特大)』

小麦香る麺。
上から釜たま用出汁をかけて、
薬味もろとも混ぜ合わせる。

手打ちうどんたも屋南国店 釜たまうどん 麺アップ

乗せた二種類の天カスは、
熱と水気を帯びてドンブリの中に融け、
卵黄の調べを解き放つ。

はふ~んっ・・・!

実は、竜一。
このところ、激太り。

毎食、ご飯を食べ過ぎないように気を付けている。

だが、事うどんに関しては、

そんなの関係ねぇ・・・!

うどんを食べてる時が、一番幸せ。
特大のうどんを食べると、幸せも特大。

その店のMAX量を食べるという伝統芸能・・・!
それだけはどんなに太っても譲れないっ・・・!

大や小の選択肢なんてあるかっ・・・!

俺からうどんを取ったら・・・!
俺の人生からうどんを取ったら・・・!

何にも残らねぇんだよっ・・・!

底の見えない不況。
何処まで堕ちて行くんだ日本。

名ばかりの経済大国。
寝ても覚めても、金金金金。

人々は思う。
「本当の幸せって、なんだろう・・・!」

私の幸せは、うどんです。

手打ちうどん たも屋 南国店

◆ 手打ちうどん たも屋 南国店
営業時間/10時30分~14時30分
定休日/無
営業形態/セルフ
駐車場/有

(かけ200円、ひやひや280円、ぶっかけ280円、釜たま330円、カレーうどん380円など。
大は100円増、特大は200円増)
『手打ちうどんたも屋南国店』の場所はココ!