うどん処 一蓮 後編/メガかき揚げの攻撃

2011.09.06

  1. TOP >
  2. 高知グルメ >
  3. いの・土佐・越知グルメ >

うどん処 一蓮 後編/メガかき揚げの攻撃

2011.09.06

前編はコチラっ・・・!
『うどん処 一蓮 前編/急転直下の襲来』


初めて入った店で、まず最初に気になるのは、
メニュー、うどんのラインナップだ。

一口に『うどん』と言っても、
その食べ方は多種多様。

各々の店で提供されるメニューがそれぞれ違ってくる。

そして、はじめの一歩。
未訪の空間に突入する瞬間にいつも思う。

魅せてくれっ・・・!

この店の個性・・・持ち味・・・!!
他の誰もが考え付かぬ独創性・・・!
見たこともない色・・・!

世界をっ・・・!

壁に貼られた『かまなっとう』なるメニュー・・・!
遇期の攻め手に心揺さぶられるも・・・!

夏ですから・・・!

日本の夏ですからっ・・・!

「日本の夏、
ひやかけの夏。」

第四弾・・・!

あぁっ・・・!あぁっ・・・!
一蓮はんの・・・冷たいんが・・・!
食べたいん・・・!!

の巻っ・・・!

「ウンバラバーウンバラバー・・・!
降りて来い・・・降りて来い・・・ひやかけぇ・・・!」

などと小声で呪文を唱えていると、登場。

うどん処一蓮 ひやかけ(大盛)

『ひやかけ(大盛)』

<ふおぉぉぉ・・・!美しい・・・!
麺がグルングルングルングルン・・・描く芸術・・・!
堪らん・・・この斜めり具合・・・曲線美・・・!ヨダレが出る・・・!>

一杯のうどん・・・!
白き麺が跳ね上げる・・・!

興奮のボルテージ・・・!!

うどん処一蓮 ひやかけ麺アップ

<麺が・・・つるんつるんしてやがるっ・・・!
浅い位置にある弾力・・・噛んだ瞬間に弾き返すタイプの攻めっ・・・!>

冷えた出汁を・・・!
ゴクリっ・・・!

すると・・・!
口内に広がり尽くす・・・!

魚・・・!
魚っ・・・!

<なんなんだか詳しいことは分かんねぇけど・・・!
魚の香りが壮絶に強えぇ・・・!>

鼻から抜ける・・・抜ける・・・!
魚が抜ける・・・!

獰猛に突き抜けるっ・・・!

そして・・・姿を現す・・・!
巨大な物体・・・!

<なんっだこれっ・・・これあかんやろっ・・・!>

うどん処一蓮 かき揚げ&ちく天

ドォォォォオオン・・・!

『かき揚げ & ちく天』

ちく天がっ・・・!
ちく天がっ・・・!

かき揚げとちく天・・・!
圧倒的・・・対比・・・!

その時、竜一。
笑いを堪えきれない。

<ちょ・・・おま・・・!
こんなことがあっていいのかよ・・・!
うどんが入っているドンブリよりも・・・でけぇ・・・!>

少し気になることがあって、見やるメニュー。
そこには、やはりあった。

『かき揚げうどん』の文字。

<かき揚げうどん・・・!とてもじゃねぇが・・・!
このかき揚げがドンブリ内に収まり切るとは思えねぇ・・・!
十中八九・・・!どう考えても引っ掛かっちまう・・・!>

ドンブリの縁にっ・・・!

未見のメニュー『かき揚げうどん』の姿を想像して、
ニヤニヤしてしまったが、笑っている場合ではない。

喰わにゃならんのや・・・!

目の前のモンスター・・・!
巨大かき揚げをっ・・・!

竜一・・・!
割り箸で挟んで切り崩しにかかる・・・!

だが・・・!
かき揚げの強さに負けて・・・しなるしなる・・・!

割り箸がしなる・・・!!

<あかーん・・・!
このかき揚げ・・・本気やっ・・・!>

本気で折りに来ている・・・!
俺の割り箸・・・心までもっ・・・!

<クッ・・・通常のかき揚げを食べる要領で戦っていては・・・!
コチラの箸が持たねぇ・・・!
ここは合成の弱い部分を狙って・・・ピンポイントでの縦攻撃・・・!>

勝ちへの道を開くには・・・!
それしかねぇっ・・・!!

箸で挟み切ろうとすると、箸が折れそう。

そこで、岩塩を採掘するみたいにして、
縦に「ガリガリ」と少しずつ切り崩して口へと運ぶ。

「サクッ」というよりも、「カリッ」とした食感放つ表面。
しかし、中はフンワリとしていて表面よりも柔らかく、
表面と中とで異なった食感を持っている。

<一蓮のかき揚げが大きいことは・・・!
情報戦の結果あらかじめ知っていた・・・!
だから驚愕は最小限に抑えられたが・・・!>

まさかこれほどまでとはっ・・・!!

<もしも何も知らずに注文していたとしたら・・・!
おそらくはトラウマ・・・!
十年・・・!いや・・・二十年は・・・!
他店でもかき揚げを注文出来なくなっていただろう・・・!>

うどん処一蓮 死闘の途中
( ↑ 死闘の途中。食べかけの画像で申し訳ないんですけど、
ドンブリとの対比でかき揚げの大きさがお分かり頂けるかと!)

うどんをいつもの『特盛』ではなく『大盛』にしていたから、
量的な問題は感じなかったけれど、表面がかなりカリカリに揚がっている関係で、
上手く切り崩せず、常に割り箸がヘシ折れる危険と隣り合わせだった。

だが、食べ進むに従って、巨大だったかき揚げも徐々に小さくなり、
最後はガブガブと被り付き、ついにはその全量を胃の中へと制圧することに成功。

<ぐはぁっ・・・やっと全部無くなった・・・!
なんでも継続は力なりだぜ・・・あの巨大なかき揚げも・・・!
食べ続けると・・・いつかは全量を食べおおせ・・・!
完食という名のゴールに辿り着くんだ・・・!>

かき揚げの大きさも含めて、メニュー、値段設定。
それらの特徴が何処かの店に酷似している気もしながら食べたが、
食べ終えて一番強く感じたのは、やはりかき揚げの攻撃力の素晴らしさである。

毎年、いくつかのうどん屋さんが新規に開店して、
新しい個性を魅せてくれる中で、
短命に終わってしまううどん屋さんもある。

しかし、この強烈な巨大かき揚げは、
今後も一蓮の大きな武器になるのではないだろうか。

うどん処一蓮 かけうどん(大盛)

『かけうどん(大盛)』

<今回は・・・内心迷った末にひやかけにしたが・・・!
次回は・・・!かまなっとう・・・行くしかねぇな・・・!>

そんなことを思いながら、夜の土佐市を後にした。

◆ うどん処 一蓮(土佐市)
営業時間/11時~15時・18時~21時
定休日/不定休
営業形態/一般店
駐車場/5台(店から数メートル東にある、おもちゃ屋跡の駐車場)

(かけ380円、ひやかけ380円、中盛50円増、大盛100円増、かき揚げ150円、ちく天80円など)
『うどん処一蓮』の場所はココっ・・・!

愛をください。(;ω;)