2012!春の四万十ぶらり旅!
『手打ちうどん たも屋 春野店』 → 『四万十へ、新風追いかけて』 → 『UDON KUA'AINA (うどん・クアアイナ)』
→ 『西の西、足摺岬へ』 → 『道の駅 めじかの里・土佐清水』 → 『足摺海洋館』 → 『竜串海岸』 →
「グッバイ!土佐清水!」 → 『いろりや 肉醤油うどん & 力豚のカレーうどん』 → 『番外編』
「クアアイナ」でうどんを食べたあと、四万十市内をフラフラと走っていて、
たまたま見かけた道路標識に触発されて「足摺岬」を目指したわけなのだけれど、
「竜串海岸」を見て回った私は、西部の自然を満喫して、かなりの満足感を覚えていた。
道路標識によると、
竜串海岸から足摺岬までは、さらに十数キロあるらしい。
自宅から100キロ以上かけてここまで来たことを鑑みると、"たかが十数キロ"。
「最終目的地」と定めた足摺岬まで、
初志貫徹して行くべきではないかとも思う。
高知の西南端である足摺岬まで、
生まれてこのかた、ただの一度も到達したことが無かったから、余計に行きたい。
けれども、時刻は16時を回ろうとしていて、翌日は仕事がある。
私を待っている日常、
それは、芽吹いたばかりの生姜たちだ。
一応、体が資本である仕事をしているから、無茶は出来ない。
西部で遊びすぎたからと、昼まで寝るわけにも行かないだろう。
足摺岬へ行くことは、残念だが、断念。
帰路に着くため、四万十市を目指して北上を開始する。
だが、だが・・・!
途中から、右手に見えなければいけないはずの海が、左手に見えてくるではないか。
おかしい。
混乱しながら地図を確認すると、
一目散に足摺岬の方に向かって、突き進んでいた。
やれやれ・・・。
足摺岬に寄っている時間は無いから帰ろうとしているのに、
私は途中で気が付かない内に、道を間違えてしまったようだ。
まるで"足摺岬"という名の掃除機に、吸い込まれるみたいにして。
すぐさまUターンしたが、
大幅に時間を失って、少しイライラしているのが自分でもわかった。
けれども、間違えたのは自分自身だし、自業自得。
道を間違えたおかげで、間違えなければ見れなかったハズの
足摺の自然と、道路のアスファルトを見れたじゃないか。ありがたいだろ?
と、自分に言い聞かせるように問うた。
すると、それに答えるようにして、私はポツリと呟いた。
「いやぁ、ありがたいっ・・・!」
センキューフォー土佐清水。
そしてグッバイ!
私は車窓から手をフリフリしながら、
今度こそ、間違いなく、毅然とした態度で、四万十市方面を目指した。
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四万十市、帰着。
時刻は、17時が近い。
竜串海岸を歩き回って、それに加えて長時間の運転。
信号待ちで止まっているあいだに、「うーん!」と背伸びをして、
体のスジを伸ばしながら、グッタリとした頭で考える。
<少し早いが夕飯にしよう・・・何がいいか・・・!>
信号が青に変わって、ユルユルとアクセルを踏む。
<あぁそうだ・・・!うどんがいい・・・!
最近5時間ぐらい食べていないうどんを、久し振りに食べに行こう・・・>
そのまま四万十市を抜けて、黒潮町へ。
『いろりや』
(つづく・・・!)
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