北は北海道から南は沖縄まで。
日本最大・・・いや世界最大のセルフうどんチェーン、
「丸亀製麺」を全国に展開する、「株式会社トリドール」
「丸亀製麺」のうどんは、通受けはそれほど良くないように思える。
しかし、あれは間違いなく万人受けする。
その証拠が、全国603店(7月31日現在)という圧倒的な店舗数である。
わかる人にだけわかるうどん、ではなく、
多くの人の舌と心を満足させることが出来なければ、この店舗数は無理だ。
そんなトリドールが運営している「ラーメン店」がある。
「丸醤屋」という。
天下無双のセルフうどんチェーンを展開する会社のラーメン。
それがどんなものであるか、一度、食べてみたいと思っていた、2年ほど前から・・・。
2年ほど前から食べてみたいと思っていたのに、
コンニチまで食べに行かなかったのは、場所が高知市だったからだ。
高知市は高知県の県庁所在地だ。
当然、高知県でもっとも栄えている場所で、うどん屋さんもいっぱいある!
丸醤屋に行こうとすると、
いつも道中で群雄割拠の市内のうどん屋さんが、
私を店内に吸い込もうとするのだ!
この現象、
理化学的な言葉では、こう呼ばれる・・・!
「うどんブラックホール」っ......!!
(うどんブラックホール(英語:udon black hole)とは、きわめて高密度で大質量で、
きわめて強い重力のために物質だけでなく光さえも脱出できないうどん屋さんの店内空間のこと)
しかし、今回は新開発の「ワープ」という、
最先端テクノロジーを使うことにより、うどんブラックホールを辛くも切り抜けて、
高知市のイオンモール内にある、丸醤屋へと辿り着くことに成功したのだった!
14時を過ぎる頃だったというのに、
フードコートには、たくさんの人がいた。
土曜日だからだろうか。
子連れのお母さんが多く見える。
丸醤屋の店舗の前に達した私は、
なにを注文するか、少し迷った。
<醤油ラーメンがあるなぁ・・・!
あぁっ・・・大変だっ・・・!味噌ラーメンもあるぞ・・・!>
醤油にするか、味噌にするかと気持ちが揺れていた、そのとき、
店名が書かれた看板を見て、ハッとした。
丸醤屋の"醤"は、"醤油"の醤・・・!
<ここから察するに、おそらくイチオシは醤油ラーメンのはず・・・
ならば醤油ラーメンにしておくか・・・気分的にも、今日は味噌より醤油だ・・・!>
注文すると、目の前で、
男性の店員さんが巨大な寸胴からスープをすくって、器に入れてくれる。
器の中に一杯のラーメンが出来上がっていく過程を見ることが、
久しく無かったからだろうか。
自分の心がワクワクしているのを感じた。
『コクうま醤油ラーメン(大盛)』
近代ラーメンらしく、
褐色の湖面には多くの背脂が浮かぶ。
チャーシューは、かなり薄めであるが、薄めだからこそ、
固めに茹で上がった麺と共に、ガブガブと掻き込んで、
男らしさを存分にアピールすることができた。
チャーシューが厚いと、
こうは上手くいかない・・・。
チャーシューが喉に詰まるからだ。
『焼餃子』
ラーメンを食べながら、餃子も食べた。
ラーメン屋さんに行くと、大抵、無意識の内に餃子を頼んでしまう。
餃子にタレをつけて、おもむろに噛むと、
餃子は「バリバリ」と、けたたましい音を上げて香ばしく香った。
◆ 丸醤屋 イオンモール高知店
(高知県高知市秦南町1-4-8イオンモール高知2F)
営業時間/10時~22時(ラストオーダー21時30分)
定休日/無
駐車場/超有
(コクうま醤油ラーメン580円、大盛100円増、餃子セット[ラーメン+200円])
『丸醤屋イオンモール高知店』の場所はココ・・・!