ダレヤスケ[ゴハン&オサケ] ケムリ 前編/お料理の紹介

2012.08.30

  1. TOP >
  2. 高知グルメ >
  3. 高知市グルメ >

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ] ケムリ 前編/お料理の紹介

2012.08.30

「人と出逢うということは、こんなにも重要で大きなことなんだ」
ここ数日、私はそれを強く実感している。


「職場の同僚たちと高知市内で飲んでいるから、あとで合流しないか」
という数少ない友人の一人からの呼びかけに、どうしようかと私は迷っていた。

今から考えても、その迷いは無理もないと思える。

なぜならば、あとで合流しないか、と言われても、
"あと"とは、きっと二次会も終わった"あと"のことで、おそらく随分と遅い時間になる。

それまで一滴たりとも酒を飲まずに、いられるか。

アタシはアナタの三次会要員じゃないのよ・・・!

なんて思って、
さらに、どうしようかと迷っていたとき。

紆余曲折あって、ルプちゃんの"お母さん"こと、
ブログ「飲んだくれの果て」を書かれている「かえ♪」さんが、
一緒に飲んでくれることになった。

これで私は三次会要員として、
酔っ払った状態で元気に参加できる。最高である。

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ] ケムリ
(なんだか良い表情で写真に納まるお母さん)

『ダレヤスケ[ゴハン&オサケ] ケムリ』

「ケムリ」さんに行ってみたいと言ったのは、私だった。
他のブロガーさん達が書かれていて、名前は何度か耳にしたことがあるお店だ。

お母さんは何度か来たことがあるらしいけれど、私は初めて。
大好きなアーティストのコンサートに行く前みたいに、胸が高鳴る。

スタスタと歩いていくお母さんの後に付いて、
ビルの一階奥に少し入る。

何歩も歩かない内に、
お母さんは右手にある扉を引いた。

すると目の前に、茶系の色合いで和風だけれども、
どこか洒落ていて落ち着いた雰囲気ただよう空間が広がる。

「生姜屋さんですー!」

なんて丁寧にマスターに紹介してくれる、お母さん。

「えへへ、生姜屋ですー!」

なんてオチャメに照れながら言う、私。
誰が見ても可愛い。

<マスター、ボクは酔ったら・・・馬鹿になるんですよぉ・・・!
酔わなくても・・・!馬鹿ではありますがねぇ・・・!>

なんて些細な冗談は、言おうと思ったけれど言えずに、
心の中に留めておいた。

ボルト!
(酔っていないときの竜一先生)

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ 近藤印オフィシャルシール

「こんなところに・・・こんじるさんが・・・!」

カウンターに貼られた"近藤印オフィシャルシール"を目にしたとき、
思わず私はそう呟いた。

まさか、このような形でこんじるさんと、
中一日での再会を果たせるとは思ってもみなかったので、感激してしまった。

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ お通し マグロの山かけ

まずは生ビールを。

<喉が渇いていたら・・・まろやかなトークに支障をきたす・・・!
とりあえず一杯・・・生で口を潤そぉぅっ・・・!話はそれからだっ・・・!>

ケムリさんで生ビールを飲む竜一
(服について何か気が付いたことがあったとしても、指摘しないでください、ダメ、ゼッタイ)

「かんぱぁーい・・・!」

酔っ払いの価値は タイトル

ジョッキとジョッキを互いにぶつけ合ったあと、
グビグビ飲み始める大阪で生まれた女やさかいー♪なお母さん。

高知代表飲んだくれ農民としても、負けてはいられない。

<高知の飲んだくれとして・・・高知の飲んだくれとして・・・!
大阪の飲んだくれには負けてらんねぇのよ・・・!>

などと鬼気迫りながら飲むも、
余裕の表情で黄金色した"水"を飲むお母さんには対抗できず、
ジョッキの底へ達するのは、お母さんのほうが遥か先だった。

高知の飲んだくれ農民・・・!
乾杯のあとに・・・完敗っ・・・!

<あかーん・・・全然あかーん・・・!
勝てない・・・!馬力が違う・・・!ウィペットとチワワぐらいっっっ・・・!>

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ マグロの山かけ アップ

その日の「ケムリ」さんのお通しは、「マグロの山かけ」だった。

ネギにカイワレ、海苔まで乗っていて、
こんなに豪勢なお通しが世の中にあるのかと、感銘を受けた。

<日頃・・・ボクは農作業でヘナヘナになっているわけだ・・・!
しかし山芋を出された日には・・・マスター・・・そりゃ元気になりますぜ・・・!>

いろんな意味でね・・・!

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ タコの炙り

押し寄せる、タコ。

<お母さん・・・いっぱいタコがいるよ・・・!>

一切れ、摘んで口に運ぶ。

<なんだこれっ・・・美味しい・・・!>

そりゃもちろん、私だって生のタコなら何度も食べたことがある。
しかし、炙られているタコは初めて食べた。

<美味しい・・・!
コリコリとした食感・・・炙っているからこその・・・香ばしい風味・・・!
ジンワリと染み出る旨み・・・!>

すっかり感動してしまった私は、
もしも生まれ変われるなら、タコになって炙られたいとすら思った。

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ 鶏!

鶏の攻撃。

親鳥だろうか。
コリコリとした強い弾力がある。

噛めば噛むほど出る旨味。

<ビールが進むっ・・・!>

お皿が葉っぱの形になっているのが、すこぶるオシャレ。
養分とか吸えそうだし、光合成とか出来そうじゃないか。

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ 豚!

豚もまくり込んでくる・・・!

<夏の暑い日・・・!
汗まみれの身体に頭からシャワーの水をかけたときみたいに・・・!
気持ちよく・・・!サッパリしているっっっ・・・!>

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ エビ!

畳み掛けるエビの全速強襲・・・!

<ありがたいっ・・・!
ありがたいなぁっ・・・!>

ダレヤスケ[ゴハン&オサケ]ケムリ 農家の嫁!ロック!

「アンタいつまで水ばっか飲んどんねん・・・!」
というお母さんの視線を隣から感じて、二杯目からは焼酎に切り替えた。

銘柄は、「農家の嫁」

旅行で鹿児島に行った際に酒蔵見学した"あの"焼酎だ。

その姿をカウンターの上部に設けられた棚に見つけたとき、
<あぁっ・・・うぁぁああぁぁぁっ・・・!>と若干の錯乱に陥りながらも私は指さして、
「それっ!それっ!ロックで!」とニコヤカに叫んだのだった。

一口飲むと脳裏に浮かぶ、
酒蔵を案内してくれた、お姉さんの姿。

<お姉さん・・・俺・・・高知のケムリさんっていうお店で・・・!
酒蔵のみんなが一所懸命に作った農家の嫁を・・・飲んでるよぉっ・・・!>

胸に去来する感動を隣で飲んでいるお母さんにも伝えたくて、
しれぇー!と、お母さんに話を向けてみた。

「ボク、鹿児島に行って、農家の嫁の蔵元を見学したことがあるんですよ・・・!」

しかし、
お母さん、
反応薄い。

私も口下手で上手に話せる気がしなかったので、
とにかく農家の嫁について語るのは、やめておいた。

(後編へ続く・・・!)
『後編を読む』

押して頂けると励みになります!