『和楽路屋(わらじや)』
「おっ・・・今日も飲みよったかねっ・・・!」
私の顔を見るなり、
いつものように笑って声をかけてくれる、大将。
『天ぷらうどん(大盛)』
少し肌寒くなってきた10月の高知。
日付けも変わった深夜の空気がユラユラと漂う。
軽少な椅子に腰を下ろして食べる、「天ぷらうどん」
アルコールが充満した胃に、流れるように麺が落ちてゆく。
<五臓六腑に染み渡る出汁・・・!
悦んでるっ・・・胃がっ・・・骨がっ・・・悦んでるっ・・・!>
※ いつもより多めに持ち上げておりますっ・・・!
(ドンブリからログアウトしている麺が、このときの酔い具合を物語る!)
『かけうどん』
<和楽路屋のうどんは・・・呑んだあとに飲める・・・!
あぁっ・・・大盛り食べて満腹っ・・・満足っ・・・!>
食べ終えて席を立ち、舌代を払おうとしていると、
大将が、目の前の出店で買った「玉子焼き(全国的にはベビーカステラ?)」をくれた。
最初、3つぐらい手に取ってくれたので、
「ありがとうございます」と受け取った。
すると、さらに「はい!これも持って帰り!」
と、ビニール袋にたくさんの玉子焼きを入れて持たせてくれる大将。
<大将・・・!
ありがたくいただきます・・・!>
嬉しい。涙が出る。
テンション上がった。
「炊き込みご飯おにぎり」も買って帰っちゃう・・・!
人通り少ない深夜の中央公園で食べる、
和楽路屋、炊き込みご飯おにぎり。
和楽路屋は、なにを食べても染みる・・・!
深夜の空気のように漂っていた。
優しさがユラユラと漂っていた。
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