よし乃 海老天入り五目 & 肉ぶっかけ

2015.07.28

  1. TOP >
  2. 高知グルメ >
  3. いの・土佐・越知グルメ >

よし乃 海老天入り五目 & 肉ぶっかけ

2015.07.28

じつは私が"隠れ貴族"だということは、
もはや誰しもがご存じだろう。

つい先日も貴族御用達の高級ホテルにて、
気軽に晩ごはんをいただいたほどだ。(参考文献)

いつも行き慣れているので、
それはもう、ファストフード店に入るときみたいな軽快さで入店した次第である。

決して財布の中身など気にしなかった。
だって貴族だもの。

そんな高貴な暮らしをしている私だが、
やっぱりうどんが好きだ。

<長いこと行ってないな………>
貴族な私は、とあるうどん店のことを思い浮かべた。

うどんの食べ歩きをしていると、
どうしても「よく行く店、あまり行かない店」が出てくる。

距離が遠かったり、
人気店であるがゆえに混雑を嫌い、
敬遠してしまう店というのが自然と出てくる。

よし乃10

土佐市の『よし乃』に着いたとき、
すでに午後2時を回っていた。

一般的にお昼ごはんは12時台としたものだろうが、私は貴族だ。
おうどんたべたりもしたけれど、私は貴族だ。

そんな時間制限には縛られない!

貴族は優雅にお昼ごはん。
庶民が食べ終わったころに、お昼ごはん。

当然だ。

だって貴族だもの。

よし乃1

<こ、こんなにあったとは……!>
貴族なりに驚いた。

数年ぶりに尋ねた『よし乃』
メニュー数、豊富。

数えてみようかと思ったけれど、
数えたくないくらい、たくさんある。

よし乃2

うどんメニューの裏にはセットメニュー。
丼物やちょっとしたオカズもある。

よし乃3

<値の張るやつにしよう………>
この局面、豪勢にいかなきゃ貴族じゃない。

よし乃6

しばらく待っていると、
注文した『海老天入り五目』がきた。

950円もするだけあって絢爛豪華。
器から具が若干溢れ出している。

<なんと大きいエビだろう……!
ジャンボジェット機並みの大きさじゃないか!>

このようなうどんを食べられる幸せ。
貴族でよかったと心底思う。

よし乃8

<おお、素晴らしい……!
これぞ上流階級の麺線っ……!>

滑らかな印象だが、
よく見ると表面に細かな凹凸がある。

こういう麺は舌触りがよく、
出汁が絡まりやすい。

間違いなく、その辺の不良よりもよく絡む。

<おっと!シコシコ!わりとシコシコ!>

箸で持ち上げた瞬間に
シコシコタイプの麺だと気が付いてはいたが、
実際に食べてみると想定よりもさらにシコシコしてくる。

よし乃9

<ありがたい……!>
と私は思った。

いつも様々なものに尊敬と敬意、
そして感謝の気持ちを持って接する。

それは貴族の世界でも非常に重要なことだ。
決して相手を見下したりしてはいけない。

私は常にうどんをうやまっている。

食べ終わったら、
「うどんさんありがとう!また遊んでね!」

ちゃんとそう言う。心の中で。
それが真の貴族というものだ。


よし乃4

『肉ぶっかけ』

よし乃5

静かな空気が漂う昼下がりの『よし乃』

大きなエビ天を口一杯に頬張る。
<うーん、ありがたい……!>